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中高生・子女教育Q&A 4
気になる娘の容姿や言葉遣い

 アプリで読む光言社書籍シリーズ第10弾、『中高生・子女教育Q&A〜友達付き合い・勉強・男女問題etc.』を毎週木曜日配信(予定)でお届けしています。
 なお、同書は、2004年11月に発刊されたものです。当時の状況を背景としてまとめられたものであることを念頭にご活用いただけましたら幸いです。

(光言社・刊『中高生・子女教育Q&A〜友達付き合い・勉強・男女問題etc.』より)

chapter1 友達付き合いについて

Q3:気になる娘の容姿や言葉遣い

【Q】
 中3の娘は二世同士の交流が少なく、逆に学校の友人からの影響(髪型や服装、話し方や言葉遣い)を相当受け、心配しています。清く、二世らしい言動を期待しているのですが、どう話してやればいいでしょうか?

【A】
 今時の中高生の言動や流行のスタイルは、ご両親の目からすれば、大変、理解し難いものであるに違いありません。しかし、まずは、外的表現方法そのものよりも、それらの根底にある彼らの「本音」や「内的価値観」に注意の目を向けてみてください。

 派手な服装や髪型は「周りに注目されたい」等といった思いの表れでしょうし、女子高生における「オトコ言葉」や、目上の者に対する「タメグチ言葉」も、彼女たちが、女性らしさや礼儀といった「規範」に縛られず、人との間に壁を置かない付き合い方を「フレンドリーなもの」としてとらえていることの表れと言えます。ですから、これらを改めさせるにも、「女性の本当の魅力はどこにあるか」、「本当の親しさとは何か」等といった彼らの本質的な問いかけに対して、正しく答えてあげる必要があると思うのです。

 それらは「言葉」によってではなく、互いを尊び合う夫婦の姿や溌剌(はつらつ)として歩む先輩たちの姿……、親しい仲にも礼儀(男女間のマナーや上下間の秩序)をもった兄弟姉妹の関係性等を見つめることを通して学び取っていくものなのでしょう。

 中高生の行動習慣に最も大きな影響を与えるものは、そうした周囲の「文化」です。「娘さん一人をどうするか」という観点を越え、教会内に、神の子としての誇りをもち、互いを尊び合える「本然の兄弟姉妹文化」を築き上げることに努めていただきたいと思います。

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 次回は、「Q4 教会のことが明かせない子女たち」をお届けします。


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