2019.03.25 17:00
コラム・週刊Blessed Life 60
新元号、新天皇のもとで新日本の門出を祝う
新海 一朗(コラムニスト)
2019年5月1日、皇太子殿下が天皇に即位され、新元号の年が始まります。
2019年から2020年にかけて、日本は主要行事の目白押しです。
2019年度においては、6月28日から29日にかけてG20(主要20カ国、地域)首脳会議が大阪で開催されます。9月20日から11月2日まで、ラグビーワールドカップ全48試合が行われます。
2020年度においては、7月24日から8月9日まで、第32回東京オリンピックの開催です。8月25日から9月6日までは東京パラリンピックの開催です。
新天皇、新元号のもとで、世界的な行事が日本に集中する形です。
2019年から2020年にかけて、世界中から人々が日本に押し寄せて、日本の運気が一気に高まります。人類平和構築の世界的使命を必然的に日本が果たさなければならない時を迎えていると言えます。
元号の始まりは「大化」(645年7月17日~650年3月22日)にあります。
1979年、現在の「元号法」が制定されました。その内容は、「第一項:元号は政令で定める。第二項:元号は、皇位の継承があった場合に限り改める(一世一元の制)」というものです。
元号は、中国の古典から採られてきました。
「明治」は『易経』の「聖人南面而聴天下、嚮明而治」(北極星のように顔を南に向けとどまれば、天下は明るい方向に向かい治まる)から採用され、「大正」は『易経』の「大亨以正、天之道也」(政治を行う者が民の意見を聞き入れることができれば、それは正しい道となる)からの採用です。「昭和」は『書経』の「百姓昭明、協和萬邦」(国民の平和と、世界との共存繁栄)から、「平成」は『史記』と『書経』の「内平外成」「地平天成」(国の内外、天地ともに平和が達成される)から、それぞれ採用されました。
さて、どのような新元号が決まるのか、新天皇は新元号のもとで、その役割を果たしていかれます。国民の気持ちも一新されて、新しい時代に向かっていくことでしょう。