2018.12.05 17:00
家族の絆づくり 44
愛と信頼を育む「約束」
ナビゲーター:阿部 美樹
約束を守れる人ですか? 守れない人ですか?
人間関係の中で、「相手が信用できる人か、できない人か」をどのように見分けるのでしょうか。多くの人は、相手が「約束を守れる人か、守れない人か」をもって判断するのではないでしょうか。約束に対してどのように向き合うかは、その人の人格・人間性が明確に現れます。
神様は、人間始祖アダムとエバに対して、約束を守ることを通して成長するように創造されました。しかし、その成長の途上で神様との約束を破ってしまい、堕落してしまいました。ですから、復帰は、神様との約束を守ることを通して成されます。
神様の摂理から見た時代区分である旧約時代は、「律法」という古い約束を守る時代です。新約時代は「福音」という新しい約束を守る時代です。成約時代は、約束が成就する時代です。
祝福家庭は、毎日「家庭盟誓」という神様との約束を記した誓約文を唱和しながら、その約束を果たすことを目指して誓い続けます。
家庭の中で最も大切な約束とは?
家庭の中で神様との約束を守ること、家族との約束を守ることは、幸せな家庭生活を過ごす秘訣です。約束を守ることは、大切なことであると同時に、難しいのも事実です。
なぜならば、堕落人間は環境の変化に影響を受けやすく、時間の経過とともに心が変わりやすく、都合が悪くなると約束を忘れやすい傾向があるからです。
約束を大切にしてこそ、信頼関係や愛が育まれていくことでしょう。しかし、私が約束を大切にしても、相手が約束を破ることもあります。その時が試練の瞬間です。そのような時こそ、人間が何度も約束を破ったにもかかわらず、何度も人間を許して信じてくださった神様のように、約束を守れない相手を、許して信じて愛する者になっていきましょう。
家庭の中で最も大切な約束は何でしょうか。それは、家庭の出発である結婚をする時の約束・誓いです。
私たちは、結婚する時、幸せな理想家庭をつくることを約束します。相手を幸せにすることを約束し、どんな時も、そしていつまでも変わらずに信じ愛することを誓います。
この約束は、相手との約束であると同時に、神様との約束であり、神様への誓いでもあります。