2025.03.01 22:00
ほぼ5分で読める統一運動 40
文鮮明師夫妻とゴルバチョフ氏の歴史的勝利
稲森 一郎
1976年9月18に行われた「ワシントン大会」で文鮮明(ムン・ソンミョン)師が公言された次の目標としての「モスクワ大会」。
その開催は、1990年4月9日から13日のモスクワにおける「世界言論人会議」の開催によって成就したと見ることができます。
モスクワでの言論人会議に参加した講演者のそうそうたる顔ぶれを見れば、そのことが分かります。
ソ連からは、ニコライ・シスリン氏(ソ連共産党中央委員会外交顧問)、パベル・ブニチ氏(ソ連最高会議経済改革委員会副委員長)、アガン・ベギャン氏(ソ連科学アカデミー経済学術部長)、グラチェフ(ソ連共産党中央委員会国際部長)、アレクシ・ヤブロコフ氏(ソ連最高会議環境統制天然資源活用委員会副委員長)が参加。
アメリカからはアレン・ニューハース氏(「USAトゥデイ」紙創始者、アーサー・ハートマン氏(前駐ソ米大使)、リチャード・パイプス氏(ハーバード大学教授)。
日本からは、磯村尚徳氏(NHK放送局特別主幹)、松本十郎氏(前防衛庁長官〈安倍晋太郎元自民党幹事長の代理として〉)、谷藤正三氏(元北海道開発庁事務次官)、村井勉氏(JR西日本会長アサヒビール会長)、不破敬一郎氏(国立公害研究所所長)、永井清氏(三菱総合研究所調査部長〈中島正樹・同相談役の代理として〉)が参加。
その他の国からも大物参加者が数多く見られます。
モスクワでのハイライトは、経済的にも政治的にも行き詰まったソ連のゴルバチョフ政権が今後どうなるかという瀬戸際の中で、ゴルバチョフソ連大統領と文鮮明・韓鶴子(ハン・ハクチャ)夫妻が単独会談をしたことです。
1990年4月11日、大統領執務室での単独会談で、文鮮明師はゴルバチョフ大統領に言いました。
「大統領はペレストロイカですでに素晴らしい成功を収めていらっしゃいますが、それだけでは十分な改革はできません。今すぐこの地に『宗教の自由』を許可してください。神様なしに物質世界だけを改革しようとすれば、ペレストロイカは必ず失敗します。共産主義はもうすぐ終わります。この国に『宗教の自由』を呼び起こしてください。それこそが国を救う道です。これからはソ連を解放した勇気で、全世界の平和のために働く世界の大統領になってください」(光言社文庫判『平和を愛する世界人として』、275ページ)
文師の言葉にゴルバチョフ大統領は驚きながらも、その言葉を深く胸に刻みました。
その後のソ連の展開を見ると、文師のアドバイスに従って、共産主義国「ソ連」を自らの手で終わらせ、宗教の自由をロシアの大地によみがえらせたのでした。
後に韓国を訪れたゴルバチョフ夫妻は、ソウルの文師の家に招かれて、韓国の伝統料理に舌づつみを打ちました。
その時、文師はゴルバチョフ氏にこのように言っています。
「あなたの知恵と勇気のおかげで、戦争なしに世界平和を成就できるようになりました。世界のために、最も偉大で、永遠に美しく輝くことをされたのです。神様の仕事をされたあなたは平和の英雄です。ロシアの歴史に永遠に残る名前は、マルクスではなく、レーニンでもなく、スターリンでもなく、ひとえにミハイル・ゴルバチョフだけです」(同上、277~278ページ)
文師の言葉にゴルバチョフ氏はどれほど慰められたことでしょうか。
「世界言論人会議」という形で文師夫妻はソ連を訪問しましたが、ゴルバチョフ大統領との会談によって、結果的にソ連崩壊の道を開くこととなりました。
国際共産主義の総本山であるソ連を終焉(しゅうえん)させた文鮮明・韓鶴子夫妻の偉大な功績は、歴史の中に大きく記されるべき燦然(さんぜん)と輝く事績となったのです。