2025.02.22 22:00
ほぼ5分で読める統一運動 39
言論界を教育する「世界言論人会議」創設
稲森 一郎
文鮮明(ムン・ソンミョン)・韓鶴子(ハン・ハクチャ)夫妻は、世界平和の実現のため、言論媒体の重要性を強調され、多くの投資をしています。
言論は立法、司法、行政の三権に続く第四権力であり、自由民主主義体制の守護者の役割を果たす使命を担っていることを重要視し、新聞などの言論媒体を設立。そして「世界言論人会議」を創設しました。
「世界言論人会議」は、全世界の主要な言論機関の発行人、編集者、論説委員、記者、言論学者など、言論界の人士が参加する言論人の国際会議です。
会議では、言論の責任と役割について活発な議論が交わされ、真の言論像を確立するために「自由」「倫理」「責任」などの問題を巡って議論が尽くされます。
1978年10月19日、第1回の米国ニューヨークでの開催を皮切りに、ほぼ毎年開催されました。
特に第11回「世界言論人会議」は、1990年4月9日から13日まで、65カ国600人以上の代表が参加する中、ソ連のモスクワで開催されました。文鮮明・韓鶴子夫妻は、4月11日、クレムリン宮殿でゴルバチョフ大統領と単独会談を果たしたのです。
文鮮明師は、言論機関が公正な立場で国民を導かなければならないとし、現実にはそれができていないと指摘しました。すなわち自社の利益追求を重視し、社会の利益を無視していることや、政治的に悪用され、お金で思いどおりに動いたり動かされたりしているなど、社会の公的機関としての正道に立つことを放棄していると警告しています。
文師は言論の大きな課題は情報の偏向と歪(ゆが)みにあると指摘します。
「ソ連は、アメリカや自由世界に不利な方向を標準として、情報を収集します。今、ソ連と民主世界の政策樹立者たちが対峙している状況では、絶対にこれを是正することはできません。共産主義は、共産主義絶対理念の標準のもとで、共産主義の利益基盤の拡大を通して、自由世界の基盤を弱体化させようとしています」(天一国経典『真の父母経』、1017ページ)
文師は「世界言論人会議」創立の目的を以下のように言明しています。
「情報の偏りを正してあげるのは道義的な教育です。ところが、今、道義的な教育をすることができません。ですから、影響を与えることができる世界的な言論人たちが一つになって、アメリカやソ連が自体の利益を中心として進んでいくことに、ブレーキをかけなければなりません。そのように世界に公布して、そのバランスを取ることができる方法で宣伝しなければならないのですが、それができずにいます。それが問題です。それで、私が言論界を教育しているのです。それが『世界言論人会議』です」(同上、1017ページ)
情報を巡るこのような対立的な緊張と葛藤は、現在、世界の左翼勢力が冷戦時の情報戦をそのまま引きずっています。
「真実」への挑戦である不公正、無責任、虚偽、隠蔽(いんぺい)、捏造(ねつぞう)などの偏向記事、偏向報道を堂々と垂れ流し続けている状況であることは今も同じなのです。
特に、日本では、世界平和統一家庭連合や国際勝共連合などに対する虚偽と捏造の記事や報道を流し、日本国民を洗脳する虚偽報道を拡散しています。
ややこしいのは、冷戦時と違って、文化共産主義勢力が米国を乗っ取っていることです。民主主義を解体する目的で、米国が左翼報道のメッカになってしまっているのです。
米国発の偽情報をそのまま日本が受け入れていることは由々しき事態です。