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祝福結婚への準備 12

 動画「二世のための祝福結婚講座」をもとに、祝福に向かう具体的な準備やプロセスについて、毎週日曜日配信(予定)でお届けします。

 父母マッチングに取り組む二世やその父母の皆さまにぜひ読んでいただきたい内容です。

※本文中の内容は2020年時点のものです。最新の情報に関しましては、最寄りの教会までお問い合わせください。

(3)マッチングプロセス

⑤家庭交流の最初のステップ~「お見合い」について

 今回は家庭交流の二つ目のポイント、「お見合い」について説明します。

 先回、「父母から祝福相手の紹介を受けたら、天の父母様(神様)に祈ってから決断しましょう」という内容をお伝えしました。
 その結果、両家が家庭交流に進むことを決めたとしても、そこからいきなり子女同士だけでの交流がスタートするわけではありません。

 父母同士は十分に交流を行ってきたとしても、子女同士は互いに知り合うのは初めてです。また、写真とプロフィールを見ただけで交流相手のことを十分に理解することはできません。

 それ故、家庭交流に入る最初のステップとして、両家の家族同士による「お見合い」が必要です。今回は、お見合いにおけるポイントを六つお伝えします。

【お見合いのポイント】
①場所
 お互いのことをゆっくりと紹介し合うのにふさわしい場所を選びましょう。落ち着いた雰囲気のレストランや、場合によっては教会の応接室などでもいいかもしれません。

②時間帯
 経験者の話を聞くと、食事の時間帯はあまり良くないとのことです。食べたらいいのか、話したらいいのか、分からなくなるそうです。
 最初のお見合いは、午後2時ぐらいからお茶やコーヒーを一緒に飲みながら交流するのが適切かもしれません。もちろん食事しながら交流してはいけないということはないので、両家でよく話し合って決めたらよいかと思います。

③服装
 男女共に、お見合いの場にふさわしい服装で臨みましょう。

 男性は基本、スーツがいいでしょう。そして服装以上に大切なのは清潔感です。
 男性の清潔感の3要素は、髪、ひげ、爪です。髪型を整え、フケにも注意を払い、ひげもしっかりとそり、爪も切りましょう。

 女性はワンピースなどの清楚(せいそ)で女性らしい服装を選び、メイクもしっかりとしましょう。
 男性も女性も、間違っても普段着で行くようなことがないようにしてください。

④積極的に交流をする
 お見合いはとても緊張すると思いますし、ましてや二世は今まで異性との距離感について口うるさく注意されてきた立場でもあります。それなのに、いきなり「積極的に交流しなさい」と言われても難しいと思います。

 よい交流の場にするためにもぜひ心に留めておいてほしいのは、「結婚相手としてどうか?」という意識を強く持ち過ぎないことです。

 過剰に結婚を意識してしまうと、自然に緊張は高まり、また目線もきつくなります。
 相手を査定するかのような、減点方式の見つめ方になってしまうかもしれません。「ここができていない、マイナス1点。ここもできていない、マイナス2点。あ! マイナス3……」といったような感じです。

 そうではなく、まずは兄弟姉妹として出会うことを意識してみてください。
 「今はよく分からない部分が多いけれど、神様が出会わせてくれた人なんだ」、そして「神様が愛している兄弟姉妹なんだ」というように意識して相手を見るのです。

 そして、加点方式、つまりいいところを探すような意識で出会うことが大切です。
 「こんないい面があるんだ、プラス1点。自分にはないこんないいところがある、プラス2点。あ! ここもいいな、プラス3……」といった具合です。

 また当日緊張しすぎないためにも、どんなことを質問するか、最低二つから三つくらいは事前に準備しておくといいでしょう。
 そしてその質問は自分にも返ってくると思っておいてください。「あなたはどうですか?」と聞き返されたとき、しっかりと答えられるように心積もりをしておきましょう。

⑤父母がしてしまうよくある失敗
 同席する父母とも、お見合いに臨むに当たり、話し合いをしておきましょう。
 よくある失敗の一つが、父母だけで盛り上がってしまうことです。会話が続かない子女への助け舟のつもりかもしれませんが、この場の主役は子女です。

 もしお話が好きなお父さん、お母さんだったら、あまりしゃべり過ぎないようにと事前に打ち合わせをしておくのも大切でしょう。
 ある程度両家の交流ができたら、父母が席を外して子女だけで交流する時間を持つことも可能なので、お見合い前に両家の父母間で話し合っておくとよいでしょう。

⑥お見合い時間
 お見合い時間はあまり長くなり過ぎないように設定しましょう。
 最初から長く設定してしまうと、負担になってしまう可能性があります。1時間くらいが妥当と見ていいでしょう。

 お見合いが終わったら、子女は父母に率直な気持ちを伝えましょう。ここで子女は、その後も家庭交流を継続していくのかどうかを決断しなければなりません。

 繰り返しになりますが、父母の紹介を無条件に受け入れないといけないということはありません。
 決断の主体は子女です。ここでは子女の率直な思いが尊重されるべきです。
 だからといって、自分の好き嫌いを主張し、押し通していいということでもありません。

 自分の率直な気持ちと向き合い、また父母の願いを受け止めて、天に祈りましょう。お見合いという短い交流の時間を通して、良かったこと、悪かったことなど、全てを祈ってみましょう。

全ての決断は神様と共に
 父母から紹介された後、家庭交流に進むかどうかを祈りの中で決めたように、お見合いをした後、家庭交流を続けるかどうか、これも祈りの中で決めてください。

 父母マッチングにおいて皆さんが下す決断は、全て神様と共に行っていく必要があります。自分の思いと向き合いながら、父母の願いも受け止めて、そして最後は神様の前に祈って決めるのです。

 父母マッチングはただの相手探しではありません。
 天の父母様である神と共に進めていくことで、神と共に自らが成長していく「一つのみ旨である」と思うことがとても大切です。

 次は家庭交流の最後のポイント、「交流と決断」についてお伝えします。

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