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ほぼ5分で読める統一運動 33
宗教と科学の統一によって世界平和の実現を目指す

稲森 一郎

 統一運動は宗教と科学の統一によって世界平和を実現することを目指します。

 文鮮明(ムン・ソンミョン)・韓鶴子(ハン・ハクチャ)夫妻は、1972年11月23日から26日まで、第1回「科学の統一に関する国際会議(ICUSInternational Conference on the Unity of the Sciences)」を、ニューヨーク・ウォルドルフ・アストリア・ホテルにおいて開催しました。

 8カ国から討論者30人、オブザーバー20人の合計50人が参加して行われたICUSは、「現代科学の道徳的方向に対して」という主題のもとに、活発な討論を展開しました。

 このICUSは以後、毎年開催され、多くのノーベル賞受賞者の参加によって非常にレベルの高い会議を持ちました。

 科学の先端的知識と宗教の倫理的価値、すなわち物質的価値観と精神的価値観を糾合し統一へ導く試みに、世界の一流の学者たちがICUSを通して挑戦し英知をささげたのです。

 文師夫妻は、世界の科学者に宗教と科学を統一する「ICUS」というプラットフォームを与え、彼らが世界平和の実現に貢献する積極的な機会を提供したといえるでしょう。

 文師は、以下のように指摘しています。

 「科学は、宇宙の規則性と時間と空間における事物に対する理解に局限されています。科学は、過去数百年の間、目覚ましい発展を重ねてきました。しかし、価値観が確立されていない科学は、破壊的にならざるを得ません。核戦争(勃発)の可能性がこのことを物語っています。神学から物理学に至るまで、すべての知識は、その知識の目的と方向性を知らなければ、無意味なものであると言わざるを得ません。そして、価値基準の追求は、この目的のための追求になるのです」(天一国経典『真の父母経』1004ページ)

 「善の世界の建設」「新しい道徳社会の建設」に科学は貢献すべきであると、文師が明確に語っているのが分かります。
 ICUSは、そのような役割と責任を担っているということです。

 1970年代に行われたICUSを見ると、以下のようになります。

1回:8カ国、50人が参加、1972年にニューヨークで開催

2回:18カ国、60人が参加、1973年東京で開催

3回:27カ国、128人が参加、1974年にロンドンで開催

4回:57カ国、340人が参加、1975年にニューヨークで開催

5回:53カ国、400人が参加、1976年にワシントンD.C.で開催

6回:52カ国、460人が参加、1977年にサンフランシスコで開催

7回:57カ国、450人が参加、1978年にボストンで開催

8回:72カ国、520人が参加、1979年にロサンゼルスで開催

(参照:『真の御父母様の生涯路程⑤』〈初版第5刷、2021120日発行〉、『真の御父母様の生涯路程⑥』〈第2版、2001621日発行〉)

 このように、参加国と参加者を増大させながら、質量ともにICUSが発展していく姿を理解することができます。

 例えば参加者に目を向けると、第5回のワシントンD.C.では、会議の議長を務めたのがノーベル賞受賞者のジョン・エクルズ氏(大脳生理学)です。
 4部門の基調講演者は、哲学代表がフレデリック・ソンターク氏、社会科学代表がモートン・A・カプラン氏、生物化学はケネス・メランビー氏、 そしてノーベル賞受賞者のユージン・P・ウィグナー氏が物理学・化学の代表を務めました。

 このような人物たちは世界の頂点に立つ科学者たちであり、いかにICUSが現代社会における理性の代表の集まりであるかを雄弁に物語っています。

 文師夫妻の統一運動の価値を認めて世界の碩学(せきがく)が参加している事実は、統一運動に反対したり、迫害を加えたりする者たちの無知と愚かさを示しているとしか言えません。