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ほぼ5分で読める統一運動 32
米国を滅びの淵から救出したのは誰か

稲森 一郎

 1972年から1974年までの3年間、文鮮明(ムン・ソンミョン)師夫妻は米国を中心とした世界的路程を出発した期間として、統一運動を主導しました。

 3年にわたる米国伝道の重要な責務を担ったのは「世界統一十字軍」(One World Crusade)あるいは「国際機動隊」(IOWCInternational One World Crusade)と呼ばれる多国籍編成の青年伝道団でした。
 彼らの献身的な活動がなければ、全米各州における統一運動の幅広い告知を成功させることはできなかったでしょう。

 歴史的なヨーロッパの十字軍は、聖地奪還のための実体的戦争でしたが、文師が主導した20世紀の十字軍は、米国復興および世界復興の真理伝播(でんぱ)の霊的戦争でした。
 IOWCを米国に投入された文師の思いは、次のとおりです。

 「神様は地上に天国を建設するところにおいて、奉仕する主役として米国を選択されました。米国はこのような使命を果たすためのチャンピオンの立場に立たなければならないのです。
 しかし、米国のキリスト教精神はその土台が崩れて世俗的な波が起きていて、何か重大な精神的変化や改革がなければ、米国がその使命を完遂する道がありません。
 私は米国にこのような使命を完遂させるためにここに来ました。私はこの国の渇いた心霊に新しい火を付け、失われていくキリスト教精神を復興させるキリスト教革命を起こそうと思います。
 ゆえに、神様がこの国に任せてくださった使命を完遂するように導くつもりです」(『真の御父母様の生涯路程⑤』274ページ)

 米国は天国建設の主役となるべき使命を持っているにもかかわらず、キリスト教精神を失い、世俗主義に陥っていたのです。
 それ故、キリスト教精神を復興させ、深刻な米国の危機を打開するために、現代の十字軍IOWCを編成し投入されたことが分かります。

 このような観点に立った文鮮明師夫妻の統一運動の実りは、米国においてレーガン政権の誕生につながっていったと考えられます。
 無神論・唯物論に誘導された米国の世俗化および容共化を食い止め、キリスト教精神に回帰した米国の反共主義および保守主義を成し遂げることに成功し、ロナルド・レーガンのような政治家が大統領になる道を開いたと見ることができるでしょう。

 2025年、再登場するトランプ氏が大統領職に就いて、米国を新しい時代へと導いていきます。
 トランプがレーガンを意識していることは確かです。そもそも、トランプが2016年の大統領選挙で唱えた「アメリカを再び偉大に(Make America Great Again!)」というキャッチフレーズは、レーガンが 1980年の大統領選挙で用いたものです。

 レーガンは、米国の多くの挫折、すなわち、ベトナム戦争の挫折、ウォーターゲート事件、経済の停滞、在イラン米大使館人質事件と続く、米国の衰退を阻止しました。
 また文師が提唱された「戦略防衛構想(SDI=Strategic Defense Initiative)」を推進することにより、ソ連を追い込み、ついに米ソ冷戦の終結を導きました。

 米国を滅びの淵から救出したのは誰か。
 統一運動の足跡から見ると、文鮮明・韓鶴子夫妻の米国に対する限りない愛と投入があったことを否定できません。