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ほぼ5分で読める統一運動 29
キリスト教の再復興と共産主義の脅威からの防衛

稲森 一郎

 1972年の米国7大都市講演に続いて、1973101日から始まった文鮮明(ムン・ソンミョン)師による米国21都市講演会は、「人間に対する神の希望」「アメリカに対する神の希望」「キリスト教の将来」などのタイトルで開催しました。
 この21都市講演会は1973101日から始まり、1974129日に終わりました。

 ニューヨークのカーネギー・ホールに始まり、ボルティモア、フィラデルフィア、ボストン、ワシントンD.C.、ニューオリンズ、ダラス、デンバー、アトランタ、オマハ、ミネアポリス、シンシナティ、デトロイト、カンザスシティーなどと続き、翌1974年、デンバー、シアトル、サンフランシスコ、バークレー、ロサンゼルス、そして最後に129日のワシントンD.C.で「希望の日」大講演会が終了し、凱旋歓迎大会をもって米国の大長征は幕を閉じたのです。

 さらに、32都市講演会が、1974215日から420日にかけて、「キリスト教の新しい未来」をテーマに、先の21都市を除いた残りの地域で開催されました。

 こうして、全米50州を制覇された文鮮明師夫妻の「新しい真理のみ言」の宣布は、アメリカ社会に衝撃を与え、とりわけキリスト教の聖職者ならびに州議会や連邦政府の議員たちに強力な影響を与える講演会であったことは否定できません。

 そして、文師が「今後、国家的な基準では、キリスト教の再復興と共産主義の脅威からの防衛、この二つの問題が、次第に切迫した問題として登場するだろうというのが、お父様(文師)の観点です」(天一国経典『真の父母経』653ページ)と語られたとおりに、アメリカの情勢および国際情勢は推移していきます。

 文鮮明師は、アメリカ議会の招請により、2度にわたって講演をされました。
 当時、文師夫妻に対する関心が高まる中で、上下両院議員が招請したのです。

 1974年108日、文師はアメリカ国会議事堂のダークセン上院ビルで「神様の摂理の中にあるアメリカ」というテーマで講演しました。

 この日は、上下両院議員185人が参加し、文師のメッセージを傾聴しました。
 この講演は、913日、上院外交分科委員長などが、上下両院議員12人の連署による招請状を文師に送付し、上下両院議員全体に公文を送ることによって実現したものです。

 2回目は、19751218日、上下両院議員たちの招請を受け、200人が参加する中、アメリカ国会議事堂のコーカス・ルームにおいて「アメリカを中心とした神様の計画」というテーマで講演がなされました。

 このことは、「希望の日」大講演会を通して全米50州の復興がなされた結果、アメリカ国会議事堂での講演が行われるという結実に到達したことを意味しています。

 それは、神様が文師夫妻を通してアメリカを復興し、米国のキリスト教聖職者と国会議員およびアメリカ国民に大いなる覚醒を与え、文師夫妻と一体化して世界を救えという責任と自覚を米国に促されたのだと見ることができます。

 特に、国際共産主義勢力に米国が侵食され、世界が共産主義の餌食になるという重大な危機にさらされていた1970年代当時の状況を考えると、文師の「希望の日」大講演会は、神が文師に与えた天啓とも受け取れる一大企画であったといえるでしょう。

 1972年、73年、74年の3年路程は、アメリカを本来のキリスト教国家としての姿に戻し、無神論勢力(共産主義)を打ち砕く使命を米国に思い起こさせた3年間でした。