テキストそうだったのか！
第20回アダムの家庭で何が起こったの？

2024.12.05 22:00

【テキスト版】
そうだったのか！統一原理

第20回アダムの家庭で何が起こったの？

めい：
　皆さん、こんにちは。
　「そうだったのか！統一原理」へようこそ。
　ナビゲーターの「めい」です。

　きょうも皆さんと一緒に、統一原理を参考にしながら、幸福な人生はどのようにしたら得られるかについて考えていきたいと思います。

　どうぞよろしくお願いします。

はると：
　こんにちは、皆さんと一緒に統一原理を学ぶ、「はると」です。
　よろしくお願いします。

めい：
　はると君。
　前回の内容は、ちょっと難しかったかな？

はると：
　そうですね。
　「蕩減条件」とか、いろいろ新しい言葉がたくさん出てきました。

めい：
　確かにそうね。
　でもね、復帰原理は人類歴史をひもとく上でとても大事な内容なの。

　難しいけれど、『原理講論』の復帰原理の「緒論」の内容は、繰り返し学んで理解を深めようね。

　それでは、実際の人類歴史の中に復帰摂理の足跡をたずねていこうかな。

はると：
　はい、めいさん。
　復帰原理、頑張ります！

めい：
　それでは、きょうのテーマについてお話を始めましょうね。

　アダムとエバは成長し、個性を完成した上で、神の祝福を受けて結婚するはずだったわね。

はると：
　はい、めいさん。
　「祝福結婚」ですね？

めい：
　そう、祝福結婚。
　神はその日を本当に楽しみにしていたの。

　しかし二人は堕落して神の心情を踏みにじり、エデンの園を離れ、神がいない所で一緒に暮らしてしまったの。

　そのような家庭が人類最初の家庭となった、ということなの。

　本来、天国の基地であり、愛の園となるはずの家庭がサタンの侵入を受け、苦しみを味わう場所となってしまったのね。

はると：
　めいさん、堕落論の内容、何度聞いても心が痛みます。

　聞くたびに気が滅入ってしまいます。

　それでも神様は、アダムとエバの家庭を救おうとされて、復帰の摂理をしてこられたんですよね。

めい：
　そうなの。

　神の愛と願いが分からず、アダムとエバは堕落し、アダムの家庭は地上の地獄となってしまったの。

はると：
　それが今日の私たちの家庭にまでつながっているということですね？

めい：
　そうなのよ、はると君。
　アダムとエバは堕落した時、サタンの声を聞き入れてしまったの。

　それ以来、邪心を通じてサタンが働きかけるようになり、人間は「悪魔のささやき」に苦しむようになったのね。

はると：
　出た～、悪魔のささやき！

めい：
　それでね。
　アダムは中心人物の立場に立てなくなってしまったの。

　代わりに立てられたのが二人の息子、カインとアベルだったの。

　聖書には次のように書かれているわ。

　「アベルは羊を飼う者となり、カインは土を耕す者となった。日がたって、カインは地の産物を持ってきて、主に供え物とした。
　アベルもまた、その群れのういごと肥えたものとを持ってきた。
　主はアベルとその供え物とを顧みられた。
　しかしカインとその供え物とは顧みられなかったので、カインは大いに憤って、顔を伏せた。
　そこで主はカインに言われた、『なぜあなたは憤るのですか、なぜ顔を伏せるのですか。
　正しい事をしているのでしたら、顔をあげたらよいでしょう。
　もし正しい事をしていないのでしたら、罪が門口に待ち伏せています。
　それはあなたを慕い求めますが、あなたはそれを治めなければなりません』。
　カインは弟アベルに言った、『さあ、野原へ行こう』。
　彼らが野にいたとき、カインは弟アベルに立ちかかって、これを殺した。
　…主は言われた、『あなたは何をしたのです。
　あなたの弟の血の声が土の中からわたしに叫んでいます。
　今あなたはのろわれてこの土地を離れなければなりません』」（創世記第4章2～11節）