2024.11.28 22:00
【テキスト版】
そうだったのか!統一原理
第19回 神は人類をどうやって救援するの?
めい:
皆さん、こんにちは。
「そうだったのか!統一原理」へようこそ。
ナビゲーターの「めい」です。
きょうも皆さんと一緒に、統一原理を参考にしながら、幸福な人生はどのようにしたら得られるかについて考えていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。
はると:
こんにちは、皆さんと一緒に統一原理を学ぶ、「はると」です。
よろしくお願いします。
めい:
はると君、今回から、神の人類救援摂理について学んでいこうね。
はると:
はい、めいさん。
人間始祖の堕落のショックから早く立ち直って、神様の世界に戻っていける道を見つけ出したいです。
めい:
そのとおりね。
共に頑張りましょうね!
それでね、はると君。
『原理講論』の後編の「緒論」の最初のところに、このように書かれているの。
「復帰摂理とは、堕落した人間に創造目的を完成せしめるために、彼らを創造本然の人間に復帰していく神の摂理をいうのである」(『原理講論』271ページ)
はると:
復帰摂理とは、創造本然の人間に復帰していく神の摂理、なんですね!
めい:
すでに何度も見てきたように、神は人類の親であり、人類の真の父母という存在なの。
だから神の子であるアダムとエバが「取って食べてはならない」という神の戒めを守れず、天使長の偽りの愛に主管され、堕落していった姿を見て、神は限りなく悲しみ泣かれたのね。
もし神が“親なる神”でなかったなら、堕落した世界は全て破壊して、もう一度つくり直せば済むことでしょう?
はると:
しかし神様は、そのようにはされなかった…。
めい:
そうなの。
神は永遠なる愛をもって創造されたので、ひとたび誕生させたわが子を見捨てることはできなかったの。
だから神は堕落した人間を再び創造理想の姿に戻すと決意され、復帰の摂理、すなわち救いの計画を始められたのね。
はると:
わが子を取り戻そうとされる神様の決意、復帰の心情、ですね!
めいさん、少し振り返って確認してもいいですか?
めい:
もちろんよ、はると君。
はると:
堕落によってサタンの偽りの血統を受け継いでしまった人間は、自らの過ちにより神の子女の位置を失い、サタンの子女の立場に堕ちてしまった、ということですね?
めい:
そのとおりよ、はると君。
でもね、そこから元の位置に無条件で戻ることができるというわけにはいかないの。
原理的にたどっていかなければ、戻ることはできないの。
その原理を「復帰原理」といい、復帰するために必要な条件を「蕩減条件」というの。
はると:
「復帰原理」「蕩減条件」…。
なんだか難しい言葉が増えてきましたね。
めい:
はると君、大丈夫よ!
頑張って学んでいこうね。
ところで、蕩減条件って何だと思う?
はると:
え? 蕩減条件ですか?
めいさん…、それは…、全く分かりません!
復帰原理、やっぱり僕には難しそうだなあ。
めい:
そうね。
ちょっと難度が上がってきたわね。
蕩減条件は、堕落によって失われたものが何であったのかを明確に知って、それを取り戻すものでなければならないの。
そしてその条件は、人間自身が立てなければならないの。
はると:
なんと、めいさん!
なんだかすごく重大な内容じゃないですか!
めい:
それじゃあ、じっくり見ていこうかな。
アダムとエバは「取って食べてはならない」という戒めのみ言を守って成長期間を全うしなければならなかったのね。
み言を守って成長期間を全うすることを「信仰基台」というの。
はると:
成長期間と信仰基台…。
よし!
頑張ってついていきます!
めい:
ところが二人が神の戒めを破ったことで神と人間との関係が切れてしまい、信仰基台を失ってしまったの。
そのため堕落人間は、神とサタンとの中間位置に立つようになり、苦悩するようになった。
つまり、矛盾性と葛藤を抱える存在になった、というわけなのね。
はると:
「神とサタンとの中間位置」…、なるほど…。
めい:
このことを解決するためには、堕落と反対の経路をたどって復帰の道を行かなければならないというの。
それでアダムの代わりに立てられた中心人物は、信仰基台を復帰するための蕩減条件を立てて、神との関係を回復しなければならないということになるのね。
はると:
中心人物というのは、物語の主人公のような存在ですか?
めい:
そうね。
物事の行方の鍵を握るキーパーソンといった方がいいかしら。
それで歴史や人生のターニングポイント、転換点には、アダムの失敗を取り戻すために中心人物が神を不信するような試練が起きてくるというわけなの。
はると:
なんだか、小説やドラマのような展開ですね。
めい:
そうね。
その試練を克服するためには、「信じられないものを信じる」という信仰が求められるの。
そのために、堕落人間には強い信仰心が求められるようになったのね。
はると:
めいさん、もしかして人間は完成していたなら、信じ難いものを信じるという意味での信仰は必要なかったということですか?
めい:
そうね。
神の戒めを守り、三大祝福のみ言の実体になっていれば、不要なものだったといえるわね。
はると:
アダムとエバは、神の願いに従ってみ言の実体として完成しなければならなかった、という意味ですね。
めい:
そうね。
アダムとエバは、人生の目的である真の愛を完成するために、神を中心とする子女の愛、兄弟姉妹の愛を体恤して、み言の実体とならなければならなかったの。
これを「実体基台」というの。
はると:
「実体基台」…。
み言の実体になるということですね。
めい:
しかし二人が未完成のまま偽りの愛を中心に夫婦になってしまったことで、「実体基台」を失ってしまったの。
だからみ言の実体を取り戻すためには、失われた真の愛を回復しなければならないのね。
それで歴史や人生のターニングポイントには、真の愛を復帰するために愛せない怨讐(おんしゅう)が現れる、というような試練が起きてくるということなの。
だから堕落した人間には、「愛する訓練」「愛する努力」が必要になったのね。
はると:
「愛する訓練」「愛する努力」。
きっと僕にも必要です、めいさん。
めい:
そうね、はると君。
私たちはみんなそうなのよ。
このように、「信仰基台」と「実体基台」を復帰して「メシヤのための基台」を立て、アダムとエバが成長した基準まで復帰した型を備えた上でメシヤを迎え、堕落する前の立場に戻らなければならないの。
はると:
アダムとエバが成長した基準まで戻った型を備え、メシヤを迎えるんですね。
めい:
そうなの。
それでメシヤを迎えるために蕩減条件が必要なの。
だから人類歴史というのは、「メシヤのための基台」を立てるための路程だといえるの。
このような「蕩減条件」を立てる闘いが、人類歴史の中に現れていることが分かれば、神が生きて歴史に働いてこられたということも分かるようになるのよ、はると君。
はると:
そうだったんですね、めいさん。
復帰の道、歴史の中で、生きて働かれる神様と僕も早く出会いたいです!
めい:
皆さん、いかがでしたか?
「そうだったのか!統一原理」
今回はこの辺で。次回もお楽しみに!
ではまた、お会いしましょう!