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スマホで立ち読み Vol.35
『家庭と教会学校で育む 子女の心情と信仰』14

座間保裕・著

(光言社・刊『家庭と教会学校で育む 子女の心情と信仰』〈20161031日初版発行〉より)

 スマホで立ち読み第35弾、『家庭と教会学校で育む 子女の心情と信仰』を毎週月曜日(予定)にお届けします。

 本書は長年にわたる子女教育の研究と実践の集大成として、家庭教育での父母の在り方についてまとめられた一冊です。

 第1部はQ&A形式の提言、第2部は第1部の内容についての理論的な解説がまとめられており、実践と理論の両面で学べます。

※本文中の行事名などは、全て掲載当時の名称です。

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1部 小学生期の子女教育Q&A

1章 家庭での父母による信仰教育

⑬正直、最近子育てに疲れています。アドバイスをお願いします。

 子育てをする時には、はっきりとした教育観があるとよいでしょう。一つは「普遍的内容」、もう一つは「可変的内容」(天一国時代教育へのパラダイムシフト)です。

 普遍教育とは、「愛天・愛人・愛国」の理念に基づいた心情教育による「人格者」と、規範教育による「善民」と、主管教育による「天才」の育成にあります。

 そして、それらは家庭基盤を土台として円満に形成されるものです。問題は、この教育理想の価値観が、神様の創造理想の基準にあるかどうかということです。もし価値観が低くなってしまうと、教育がマンネリ化しやすくなり、それどころか義務感でするようになってしまいます。

 また、摂理の進展によって、教育観が変わることもあります。これが可変的な内容です。今日、私たちは大きく意識を転換していかなければなりません。従来よりも、個人を家庭の中の個人として見つめ、教育も「親子セット」で行うことがベストです。

 当然のことですが、子育ては投入の連続です。そのため、投入すれば投入するほど、親の心身が消耗していくのは自然の道理です。

 しかしそのぶん、子供が成長します。一般的に「教育は投資するもの」と言われているゆえんです。肉体が疲れるのは、誰もが同じだと思います。大切なことは心のもち方です。

 例えば、趣味に夢中になっているときに、疲れる人はいません。それは、食べるよりも眠るよりも、楽しく刺激的だからです。ここに、子育ての考え方のヒントがあります。人は何でも喜んですると成長発展するということです。そこで、どうしたら喜びが出てくるかの工夫が必要です。

 そこで、提案があります。お子さんの良いところを20個書き出し、常に確認してみましょう。

 例えば、①美男子まじめ優しいスポーツ万能韓国語が話せる身だしなみが良い友人が多い健康である親の手伝いをする思慮深い心情的感性が鋭いかわいい愛想が良い行動的友人が多い負けん気が強い明るい肩もみをしてくれた勉強ができる ㉑兄弟仲が良い(※原文ママ)

 このように書き出すことで、善なる授受が多くなるので、喜びが出てきて、疲れも取れてくるでしょう。疲れるどころか、本心・本性が元気になり復活してくるのです。

 本来、人間は六人の手を借りて成長するようになっています。父母および両家の祖父母です。しかし、核家族化、マイホーム主義の蔓延(まんえん)により、子供に注がれるべき愛情が希薄になりつつあります。ましてや共働きになれば、親子の触れ合いが少なくなるばかりです。

 「三つ子の魂百まで」の諺や、「小学生期が感性のピークである」との天地人真(まこと)の父母様のみ言(ことば)があります。この観点からしても、最も愛情が必要な時に、子供が十分な愛情を受けずに、未成熟な状態のまま成長していくことになります。

 幼児期はスキンシップが、小学生期は手取り足取りの指導が何よりも必要とされています。そのような、父母が全面的に教育に関わるべき時に関わらないとすれば、父母の心情が成長しなくなってしまいます。

 私たち祝福家庭は「愛天・愛人・愛国」の理念に基づき、家庭での三代圏理想を成就する天国人の育成を目指しています。祝福家庭には、極めて大切な使命があるのです。そのような思いで子育てをしてみてください。単なる「我が家の子育て」ではありません。祝福家庭は、人類的な課題の克服を担う聖なる立場にあることをはっきりと知って、天一国の基地は家庭であるという誇りをもって歩んでいきましょう。

 真の父母様は、子供は母親をある時は80パーセント、ある時は100パーセントまねると語られています。それほど、子女教育に関わる母親の役割は大きいということです。三代圏での子育てが理想ですが、それができない場合は、母親への父親のサポートが相当必要になってきます。当たり前のことですが、経済的心配を掛けないことは何より重要です。また「家の掃除は夫の責任」と心得る必要があります。それだけで、母親の負担がどれほど軽くなるか分かりません。子育てを別にしても、夫婦円満の大きな要因と言っても良いと思います。

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 次回は、「投入し、投入された神様」をお届けします。



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