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スマホで立ち読み Vol.35
『家庭と教会学校で育む 子女の心情と信仰』13

座間保裕・著

(光言社・刊『家庭と教会学校で育む 子女の心情と信仰』〈20161031日初版発行〉より)

 スマホで立ち読み第35弾、『家庭と教会学校で育む 子女の心情と信仰』を毎週月曜日(予定)にお届けします。

 本書は長年にわたる子女教育の研究と実践の集大成として、家庭教育での父母の在り方についてまとめられた一冊です。

 第1部はQ&A形式の提言、第2部は第1部の内容についての理論的な解説がまとめられており、実践と理論の両面で学べます。

※本文中の行事名などは、全て掲載当時の名称です。

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1部 小学生期の子女教育Q&A

1章 家庭での父母による信仰教育

⑫二世教育での父親の役割とは何ですか。

 子女教育で父親の参加を促す場合、父性と母性それぞれの特性と役割の違いを知ると、理解が得られやすいと思います。

 父性とは価値観、善悪観、愛の秩序を立て、難局を克服する力として現れ、与える働きがあります。母性とは、現状をありのままに認め、包容し、受け入れる働きなどがあります。

 教会学校の活動に父親が参加することで、父性と母性のバランスを取ることができます。軟弱に見える父親でも、たくましく見える母親でも、それぞれには本質的な役割があるのです。父親と母親の役割の違いを野球に例えると、父親が監督で、母親がプレーヤーになります。

 したがって子供に関わる時間配分は、仮に母親が8割、父親が2割であったとしても、教育の方向性を決定するなどは父親になります。ですから父親は、教育に信念をもつことが必要です。

 夫婦の間で、主体と対象の基準が成立しているかどうかは、子女に現れます。子女が男らしい男、女らしい女として育つには、夫婦の秩序が極めて重要なのです。母親が主体の立場に立つと息子は軟弱になり、娘は男勝りになります。

 日々の子育てでも、内的にはお父さんを中心として回転しているイメージを意識するとよいと思います。例えば子供が何かお母さんに尋ねたとき、「お父さんに聞いてみるね」と答えれば、父親が家の中心であることが子供にも分かるのです。

 心身統一は、良心の声を謙虚に聞き、その声に忠実に生きることから出発します。

 そして夫婦統一のポイントは、他のために生きることです。また、心身統一、夫婦統一に至る近道は、夫婦でみ言(ことば)を訓読することです。み言の訓読は、良心を啓発します。そして悪霊が分立され、良心を覚醒させる大きな力が付与されます。

 また、み言の訓読により、人としての道が正に「他のために生きる」ことだと分かります。このようなみ言の訓読を朝に夕に、夫婦で時を定めて行うときに、神様が働く個人、家庭の基台が形成されていきます。

 訓読するみ言は、天一国(てんいちこく)経典『天聖経』『平和経』『真(まこと)の父母経』が基本となりますが、子女教育に対してご主人の参加を促すには、他にも良い訓読書籍があります。小中高生の親子の訓読
用に出版されている『真の子女の生活』『二世たちの行く道』『輝く祝福への道しるべ』(いずれも光言社刊)は、必読書としてお薦めします。

 この3冊は、真のお父様が祝福家庭の二世に向けて語られたみ言集です。夫婦が心を合わせて訓読しながら、子女教育に対して共通の認識をもてるようにしていきましょう。

 次に原理的に教育するということですが、神様を中心として信仰的な闘いをすることであり、真のお父様が実体で示された「縦横の八段階」を行くことであると思います。この道は方法論やテクニックで行く道ではありません。

 そして、それを成就する秘訣(ひけつ)が、イエス様が語られた「敵を愛する」ということであり、真の父母様が身をもって示された「怨讐(おんしゅう)を愛する」ことになります。傲慢である限り、永遠にサタンの血統圏を抜け出すことができません。良心に蓋をし、真実の声を塞いでしまうサタンの力に対して、勇気をもって「突破する闘い」をしなければなりません。

 そして、訓練した成果を、サタン屈服の公式路程として、家庭の中の夫婦、親子で実践することが重要になります。そこでご主人と一緒に、「父母の心」(親としての心の姿勢)と「僕(しもべ)の体」で、互いに愛の実践をしてください。

 ある二世の青年は、「死んでも神様を愛しなさい」「自分がされてうれしいことは人にしてあげなさい。自分がされて嫌なことは、人にもしない」という、幼児期に父親から掛けてもらった言葉で、今日まで生きてきたという証(あかし)をしています。正に父親の「為(ため)に生きる生き様」が、その子女に相続されているのです。

 小学4年生前後の年齢は「わんぱくエイジ」と言われ、母親の体力や物言いでは太刀打ちできなくなります。この時期に、前述のような父親像が子供たちの中にあるかないかでその後の成長が、母親中心になるか、父親中心になるかが決まります。例えば、子供が学校でいじめに遭ったとき、母親任せにするのか、または父親が堂々と悪に立ち向かう姿勢で行動するかで、子供の父親に対する信頼感、尊敬心が築かれるか否かが決まります。

 いざという時には父親が守ってくれるという安心感をもった子供になるのか、不安感を持ち落ち着きのない子供になるかの分岐点になります。子供にとってみれば、一緒に海や山で遊び、父親のたくましさや経験による知恵を学ぶことも必要です。同時に、困難な場に直面した時、勇猛果敢に挑戦する父親像を見ることが、何よりも重要になります。

 さらに、父親がふだんどんな仕事をしているのかを知る機会があるといいかもしれません。教会学校など公的な場で紹介したり、父親の職場を母親と一緒に見学するなどの方法もあります。工夫をすれば、お父さんも楽しく子育てに参加できるのではないでしょうか。

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 次回は、「子育てに疲れています」をお届けします。



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