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ほぼ5分で読める統一運動 27
宗教一致運動に尽力した文鮮明師夫妻

稲森 一郎

 文鮮明(ムン・ソンミョン)・韓鶴子(ハン・ハクチャ)夫妻が主導される統一運動の理念と実践は、本質的に宗教に基づいています。
 それ故、統一運動は世界の諸宗教が調和し一致することによって世界平和を実現することを提唱し、宗教一致の運動に尽力してきました。

 1893年にシカゴで開かれた万国宗教会議は,世界中の歴史的宗教の代表者を一堂に集めて会議を開くという、当時としては実に画期的なイベントでした。

 万国宗教会議は、1893515日から103日までのおよそ5カ月間にわたりシカゴで開催された、シカゴ万国博覧会の一大イベントとして計画されたものです。

 シカゴ万国博覧会では、さまざまな文化的なイベントが開催されましたが、その中でアメリカの自由主義神学者たちが中心となり、キリスト教諸派、ユダヤ教、ヒンズー教、イスラム教、仏教、神道、儒教、道教などの代表者に招待状を送り、世界中の41の宗教からおよそ210人の代表者が参加して実現したのが、シカゴ万国宗教会議でした。

 シカゴ万国宗教会議からおよそ100年後、文師夫妻は世界的な超教派運動のため、19811月、著名な宗教学者と神学者280人をアメリカのニューヨークに招請し、「新超教派研究協会(New ERA)」を創設されました。

 また同年12月、ハワイにおいて164人の神学者と宗教学者、哲学者が参加する中、「神様会議(God Conference)」を開催されました。
 「神様会議」には、正しい神観が確立された土台の上で、初めて宗教一致運動が成功し得るという文師夫妻の考えが反映されました。

 文鮮明師は、「神様会議」の意義について以下のように述べています。

 「神様を再び探し出さなければなりません。『神様はいるのか』という疑問から始めて、歴史的な過程を摂理史とともに批判し、『現世においてこのような実情にあるのは、神様がいるからだ。だから、このようにせざるを得ない』ということを理論的に裏づけ、『神はいない』と言う神学者たちを再教育するのです。それゆえ、そのような宗派の最高の学者たちを連結させることができる基盤を、『神様会議』を通して築くのです」(天一国経典『真の父母経』1281ページ)

 「神様会議」を通して神の存在と神の救援摂理を正しく理解する宗教指導者を世界的に結集し、この地上に神様の理想を実現するというのが、統一運動の核心です。

 以上の観点から見るとき、文鮮明・韓鶴子夫妻は、世界の諸宗教に対して深い関心と期待を寄せ、理想世界の実現を目指す宗教の役割と価値を高く評価していることが分かります。

 そして今日、国連憲章をはじめ、自由世界の国々では憲法において「宗教の自由」「信教の自由」を高らかに謳(うた)い上げています。
 基本的人権において、自由権は非常に大きなものです。とりわけ精神的自由の領域にある「思想・良心の自由」「表現の自由」「学問の自由」などの根源にあると見られる「信教の自由」は、最も大切な自由であることは明白です。

 現在、日本で画策されている政府の「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」の宗教法人の解散命令請求は由々しき問題であり、宗教の自由を謳う民主主義世界にあって、信じがたい愚行に走っていると見られても仕方ありません。

 宗教一致運動を呼びかけ、世界的に大きな実績を積んできた世界平和統一家庭連合の法人格は、断固守られるべきなのです。