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【B-Life『祝福家庭』コーナー】
『祝福家庭』106号(2022年秋季号
「本性美」入門講座 7
聞き手の心に届く「言葉遣い」

ビューティー・アドバイザー 松橋陽子


 今回は、禅の教えの「口業(くごう)」(愛情の込もった生命のある言葉を使う)の観点からの解説(後編)です。美しい言葉遣いを覚え、それが使いこなせるようになると、人としての品格が高まります。

 話すことに対する苦手意識を克服するため、前回(「本性美」入門講座 6)は発声練習と音読について学びました。
 これらに加えて今回は、美しい言葉遣いを学ぶことをお勧めしたいと思います。

 日本語で美しい言葉遣いができるようになるには、尊敬語と謙譲語の使い方に慣れる必要があります。尊敬語は相手を直接高める表現になり、謙譲語は自分と自分側に属する人を低め、へりくだった言葉を遣うことで、結果的に相手を尊重する姿勢を表現するものです。
 これに丁寧語とその他の表現などを総称して、敬語と呼びます。これを使いこなせるようになれば、人との会話に自信が持てるようになります。(下の表参照)

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 相手が尊重すべき立場にいる人であれば、職場でも地域社会でも、無条件で尊敬語と謙譲語を使用すべきでしょう。
 それは儀礼的にではなく、相手を貴重に思う気持ちとともに選ぶ言葉です。愛を先立てて敬語を使うのです。基本的なものを幾つか積極的に使ってみて、感覚を養ってください。
 それ以外の場合は、語尾に「です、ます」をつけるなど、なるべく丁寧な表現を使うようにしましょう。

 相手の立場が自分よりも低い場合、例えば年下、仕事の発注先、買い物先の店員などは、丁寧な言葉で接してくれます。それに対して横柄な態度と言葉で応えてしまうと、かえって自分の品格をおとしめてしまう結果になります。

 職場や教会など、恒常的に交流があり親しくなった人に対しては、その距離感が近くなった度合いに応じて、親しい関係で使用する言葉に部分的に変えてもいいと思います。
 敬語は、相手との距離感に合わせて使い分けるものです。国語の文法の授業で敬語を学んでいたときはやたらと難しいと感じていた人が多いと思いますが、コツをつかめば誰でも使いこなせます。

 真の父母様が、天の父母様(神様)に祈られるときの言葉は、韓国語における敬語表現を多く見ることができます。そこに、原罪のない「独り子、独り娘」として天に侍(はべ)る孝情の姿勢を感じ取られた人も多いのではないでしょうか。

 天を愛するように隣人を愛することを教えられている私たち祝福家庭が、周囲の人々を前に使用すべき言葉は、やはり敬語が基本であるべきでしょう。

 私たちのコミュニティーが、神霊と真理と心情にあふれたものへと成熟していくとき、一人一人の個性に秘められていた本性の美しさがそこに引き出されてくるのだと思います。

真の父母様のみ言
 儒教では、毎日のように父母に対して朝のあいさつをしますが、あいさつするのは、会いたくてしなければならないのであって、儀礼的な立場で、仕方なくあいさつするのは孝子ではありません。

 愛が土台となった行動は、すべて善として収拾されますが、愛が抜けている行動は、すべて悪として収拾されます。虚飾は悪になるのです。
(光言社刊『天運を呼ぶ生活』38〜39ページ)

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 このような内容が盛りだくさんの『祝福家庭』を、是非一度手にとってみてください。

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