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新米ママのありのまま 53
小学生になってお姉ちゃんになった長女。まだまだ甘えん坊の愛おしく貴重な日々

(APTF『真の家庭』294号[2023年4月]より)

 APTFの機関誌『真の家庭』で好評連載中の「新米ママのありのまま」を毎週水曜日配信(予定)でお届けします。

フリーライター みはる

 「桜咲いたら1年生〜♪」と幼稚園の制服を着て歌っていた長女が、ランドセルを背負って小学校に通い始めます。年長さんになって大きくなったなあと思っていた昨年よりも、さらにお姉さんになり、1年、1年が貴重な成長期なのだと感じます。

 年が明けてから、小学生になる準備のために、目覚まし時計をセットして毎日同じ時間に起きるようにしたり、朝ご飯を食べ終わるタイムリミットを決めて、時間がきたら制服に着替えるようにしたり、寝る時間を決めたりと、時計を意識する習慣づけをしてきました。卒園する頃には1日のタイムスケジュールが定着してきて、朝の仕度や夜の寝る準備など自分でできるようになりました。「さすが、もうすぐ小学生! すごい!」とほめると照れたようなにやけ顔で抱き着いてきます。

 お姉ちゃんになったなと思う反面、1歳と2歳の弟妹と同じくパパに抱っこをせがんだり、休みの日はじいじにべったりくっついたり、まだまだ甘えたい姿が可愛らしいです。ですが、あと数年もすれば思春期に入って抱き着いてくれることも抱っこをねだることもなくなるのかと思うと、今の時期に親子の情を育むことの大切さを実感します。

 入学準備のひとつとして、学校から帰った後リビングで宿題をする習慣をつけようと、幼稚園から帰った後1時間程、一緒にリビングで過ごすことにしました。まだ宿題はないので、トラのキャラクターで有名な通信教育のワークをしたり、0歳から聞かせ続けてきた英語、韓国語をさらに伸ばすために、単語と音楽が流れるおもちゃや、タッチペンで英単語が聞けるおもちゃで遊ぶようにしています。弟妹も一緒に遊べるので、親子の良いコミュニケーションの時間が持てています。

 自宅で仕事ができるからこそ、子供達とたくさん時間を過ごせるので、仕事と育児が両立できる環境は有難いです。仕事や家事、ご飯を食べさせたり、お風呂に入れたりなどのお世話で、子供と遊ぶ時間はそんなに多くは持てませんが、1日の内少しでも遊ぶ時間を作って、時間をかけて子供に尽くすことで、子供は親の愛情を感じるのだと思います。

 いつかは親離れをして大人になっていく未来を考えると、小さい内に一緒に遊んだり、会話をしたりすることが貴重な親子の時間だと感じます。

 「一緒に遊ぼう!」、「抱っこして!」、「絵本読んで!」、「ママと一緒に寝ないと怖い夢みちゃう……」、「ママ、パパ、好き〜」

 大人になっていく未来も楽しみですが、今しかない甘えん坊の愛らしい長女との日々を大切にしていきたいものです。

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 次回は、「女帝と暴君に挟まれ、愛される術を知っている真ん中っ子」をお届けします。

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