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新米ママのありのまま 52
舌足らずで愛らしい2歳児の微笑ましい語録集

(APTF『真の家庭』293号[2023年3月]より)

 APTFの機関誌『真の家庭』で好評連載中の「新米ママのありのまま」を毎週水曜日配信(予定)でお届けします。

フリーライター みはる

 2歳から3歳の時期は可愛い盛りとよく言われますが、2歳児の次女はまさに今がその時期です。目を細めてニコニコと笑う愛嬌のある顔や、短い手足を一生懸命動かしたり伸ばしたりして、走ったり跳ねたりしている様子などを見ていると自然と笑顔になります。

 一番の可愛いポイントは舌足らずな話し方。朝、起きた時に「おはよう」と声をかけると目をこすりながら眠たそうに「おはよう、マーマ」と言ってくれます。着替える時には必ず自分でパジャマを脱がないと気が済まず、「アタシがやる!」と言って自分で脱ぎます。タンスから服を出して、うさぎや猫の柄の服を見せると「こぇ(これ)、やだ! こぇ、きぁい(嫌い)」と首を横にフリフリ。お気に入りのキャラクターのレースのついた服を見せると「おされ!(おしゃれ) どぅれす!(ドレス)」と嬉しそうな顔で着てくれます。小さくてもおしゃれ女子の心が芽生えている次女。着替えの後髪を結び、「かわいいよ」と言ってあげるとほっぺたに両手をそえて「かぁいいっしょ(かわいいでしょ)」と言うところまでが、いつものモーニングルーティーン。

 自分のことをかわいいというだけでなく、「ママ、かぁいい」と言ってくれ、「ママ、だいっき(大好き)」と抱きついてくれます。「ママもすきだよ」と抱き締めると満面の笑みを浮かべてくれます。ただ、どうしてかその後必ず「パパ、きあい(嫌い)」といたずらっぽく言うのです。もちろんパパのことも好きなので、夜になると「パパ、しごとおわった?」と必ず聞き、遊んでもらうのを楽しみにしています。

 遊びも好きですが、食べることも好きな次女は、ご飯のたびに「こぇ、ママがつくたの?」と聞いてくるので、そうだよと答えると一緒に食べているじいじ、ばあばに「ママがつくたのよ」と教えてくれます。好きな物だと「おいしい〜」と笑顔で言って、きれいに全部食べてくれるので作りがいがあります。

 次女の舌足らずな話し方は我が家の癒しのひとつで、特にばあばは「話し方が本当にかわいいよねえ」と毎日のように癒されています。ばあばのことが大好きな次女は、ばあばが仕事から帰ってくると玄関に走って行き、大きな声で嬉しそうに「ばーば、おかぇりなさーい!」と言うので、ばあばも「ただいまー!」と笑顔を浮かべています。

 舌足らずな可愛らしい話し方は今の時期だけなので、貴重な可愛い盛りを存分に堪能して、記録にも記憶にもしっかり残しておきたいと思うものです。

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 次回は、「小学生になってお姉ちゃんになった長女。まだまだ甘えん坊の愛おしく貴重な日々」をお届けします。

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