スマホで立ち読み 第33弾！
夫婦愛を育む魔法の法則 10
信頼して自由にさせる

スマホで立ち読み Vol.33
『夫婦愛を育む魔法の法則』10

橘 幸世・著

　スマホで立ち読み第33弾、『夫婦愛を育む魔法の法則』を毎週金曜日（予定）にお届けします。
　誰にでも、どんな夫婦にも当てはまる、幸せな夫婦になるための原則が詰まっています！

---

第2章 受け入れる

信頼すると決めて、自由にさせる

　では、もし妻が夫をあるがまま受け入れたら、夫は変わるのでしょうか？

　変わるかもしれませんし、変わらないかもしれません。それは夫の責任だからです。「受け入れたら、変わる」と思って受け入れる努力をするのであれば、それは形だけの受容であって、本当の意味で受け入れていません。でも、「今のままでいい」と受け入れたとき、多くの夫がまるで別人のように変わります。何歳の方でも変わります！

　“変えたい”＝“欠点に目を向けている”限りは、創造本性を中心とした授受作用ができません。視点を長所にシフトしましょう。

　まずは、ありのままの自分でいる権利を認めてあげましょう。変えようとするあなたは、自分の不安から相手を自分の望むようにコントロールしようとしているのです。信頼すると決めて、自由にさせてください。家庭で一切の批判やプレッシャーを感じずに自由でリラックスできると、心がオープンになり、頭も自由に働きます。向上心も湧き、彼は自分にとってベストの選択をするでしょう。

　そして、あなたの視点を彼の長所に向けて、褒めてください。褒められると、それをもっと伸ばしたくなると同時に、弱点を克服しようとします。良い力が湧いてくるのです。お父様が、「実が実りはじめれば花びらは落ちてしまう。同じように心の中に神性が成長すれば全ての弱点は落ちてしまう」（『御旨の道』信仰生活）と言われた内容を体験しましょう。いつの間にか彼の欠点が気にならなくなっている自分を発見するでしょう。

　夫が変わるのは夫自身の責任であるように、妻がより夫から愛される妻に変わるのが妻自身の責任です。先に説明した「男性が求める理想的女性」の特質を備えていくにつれ、夫はそんな妻を愛（いと）おしく思い、喜ばせたいと思います。そうすると「まるで魔法でもかけたかのように」（実践した女性の表現です）夫が変わっていくのです。

---

　次回は、「信教の自由」をお届けします。