2024.10.18 12:00
スマホで立ち読み Vol.33
『夫婦愛を育む魔法の法則』9
橘 幸世・著
スマホで立ち読み第33弾、『夫婦愛を育む魔法の法則』を毎週金曜日(予定)にお届けします。
誰にでも、どんな夫婦にも当てはまる、幸せな夫婦になるための原則が詰まっています!
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第2章 受け入れる
「変えたい」=「ダメ出し」
妻の動機がどんなに良くても、どんなに上手な言い方をしたつもりでも、夫は妻の言動の背後にある「変えたい」という思いを感じ取り、反発し、時には怒りだし、関係が悪化します。
変えようとすることで、「今の夫に満足していない」というメッセージを送っているのです。そんな妻の前で、夫はリラックスできるでしょうか? 仕事で疲れて帰ってきて、その上、家では小言や批判を受ける。そんな彼に“安息圏”はありません。心を閉ざし、自分の周りに目に見えないバリアーを張るでしょう。
妻からの「ダメ出し」を受け続けると、やがて愛情が冷めていきます。実際、多くの夫婦関係がこうして崩壊に至っているのです。真(まこと)のお父様も、女性が能動的・主導的立場から降りて、本来の相対的・受動的立場に戻らなければ、「すべての男性を失ってしまうことでしょう」と語っておられます。(「創立以前の内的教会史」、1977年5月1日)
また、妻に言われると、(本人はやる意思があっても)あえてやらなかったり、真逆のことをやったりします。言われてやるのが嫌なのです。たとえやりたいことでも、妻からやれと言われてしまえば、自分の自由意志を主張したいがゆえに、やりません。神様は人間に自由を与え、自らの意思で正しい道を選択することを願われました。加えて、神様は男性を主体的存在として創造されました。妻が夫にあれこれ言って、いいように動かそうとするのは、この本性を否定する行動なのです。「国を問わず、女から口うるさく言われることを男は最も嫌っている」と、『話を聞かない男、地図が読めない女』の著書で有名なピーズ博士夫妻は調査の末、結論付けています。
そして何より、プッシュや脅し、ほのめかしなど、どんな手段を講じたとしても、効果はありません! 夫は変わりません。そんな彼に妻はイライラし、それがストレスとなり、子供たちにも影響します。
夫を変えようとすれば、関係にひびが入り、愛が冷え、反抗され、その上効果は(よくて)ゼロ! 夫が変わるとすれば、悪い方向に、妻が願うのとは逆の方向に変わってしまうでしょう。
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次回は、「信頼すると決めて、自由にさせる」をお届けします。