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【テキスト版】
そうだったのか!統一原理

14回 ヘビの正体

めい
 皆さん、こんにちは。
 「そうだったのか!統一原理」へようこそ。
 ナビゲーターの「めい」です。

 きょうも皆さんと一緒に、統一原理を参考にしながら、幸福な人生はどのようにしたら得られるかについて考えていきたいと思います。

 どうぞよろしくお願いします。

はると
 こんにちは、皆さんと一緒に統一原理を学ぶ、「はると」です。
 よろしくお願いします。

めい
 さて、はると君。

 今回は予告どおり、失楽園の物語に登場する重要な存在、ヘビについて考えてみましょうね。

はると
 はい、めいさん!
 いよいよですね。

 ヘビの正体やいかに!

めい
 そうね、はると君。

 エデンの園に登場するヘビは、普通のヘビではないの。

 特徴を挙げてみるわね。

 まず人間と会話をしている、ということ。

 しかもエバを誘惑できるほどの知性を持っていたということね。

 さらに、神の意図を知り、それに対して明らかに反逆しているわ。

 だから、ヘビもまた、比喩や象徴だといえるの。

はると
 うわ~、ヘビって、いったい何者なんだろう?

めい
 はると君、実は聖書にそれが分かる記述があるのよ。

 読んでみるわね。

 「この巨大な龍、すなわち、悪魔とか、サタンとか呼ばれ、全世界を惑わす年を経たへびは、地に投げ落とされ、その使(つかい)たちも、もろともに投げ落された」(ヨハネの黙示録 第12章9節)

はると
 出た! 全世界を惑わすヘビ! 巨大な龍! 悪魔! サタン!

めい
 そう!
 このヘビは、サタン、悪魔の象徴なの。

 聖書の他の記述も読んでみるわね。

 「神は、罪を犯した御使(みつかい)たちを許しておかないで、彼らを下界におとしいれ、さばきの時まで暗やみの穴に閉じ込めておかれた」(ペテロの第二の手紙 第2章4節)

 「御使」とは天使のこというの。

 聖書には、神の創造を助け、神のメッセージを伝える存在として天使が出てくるわね。

はると
 そうですね。
 確かに聖書にはたくさんの天使が出てきますね。

めい
 もちろん、天使も神が創った存在なの。
 だから本来、天使は神側の存在なのね。

 ところが罪を犯した天使が現れ、悪魔となって下界に落とされたというの。

 聖書には、その天使の名前も出てくるわ。

 「黎明の子、明けの明星よ、あなたは天から落ちてしまった」(イザヤ書 第1412節)

はると
 「明けの明星」、聞いたことがあります。

めい
 この部分を英語の聖書で見てみると、「ルシファー(Lucifer)」という名前が出てくるの。

 How art thou fallen from heaven, O Lucifer, son of the morning!

 それが天使長のルーシェルなのね。

 「黎明の子、明けの明星」というのは、神が創造した天使たちの中で、一番星のようなトップの位置にいた天使という意味なの。

 だからもちろん、ルーシェルは神の創造の計画を知っていたの。

 その天使が罪を犯し、サタンになったということなの。

はると
 そうかあ。
 天使界のトップにいた天使が神に反逆して罪を犯してしまったんですね。

めい
 では、はると君。
 天使長ルーシェルは一体どんな罪を犯したのかしら?

はると
 神への反逆、ですよね?

 神様の創造原理に反することをしたのかな?

めい
 はると君、するどい!
 さすがね。

 実はこれも聖書に出ているの。

 読んでみるわね。

 「主は、自分たちの地位を守ろうとはせず、そのおるべき所を捨て去った御使たちを、大いなる日のさばきのために、永久にしばりつけたまま、暗やみの中に閉じ込めておかれた。ソドム、ゴモラも、まわりの町々も、同様であって、同じように淫行にふけり、不自然な肉欲に走ったので、永遠の火の刑罰を受け、人々の見せしめにされている」(ユダの手紙 6~7節)

 ここに出てくるソドム、ゴモラというのは、旧約聖書に登場する町の名前なの。

 これらの町は豊かに繁栄したけれど、男女の性が乱れ、特に同性愛が横行したの。

 この町々は、硫黄と火の刑罰によって滅びてしまったというのね。

はると
 うわ~、怖いなあ。
 硫黄と火の刑罰ですか?

めい
 天使長ルーシェルが犯した罪は、それと同じだというの。

 つまり、「淫行(不自然な肉欲)」だったの。

 では、人間始祖が犯した罪とは、何だったのかしら?

はると
 はい、めいさん。

 答えは明らかですね。
 人間始祖、アダムとエバも淫行をしてしまった、ということですね?

めい
 そうね。
 アダムとエバの様子を見ると、堕落する前と後で変化しているわ。

 堕落前には、「ふたりとも裸であったが、恥ずかしいとは思わなかった」(創世記 第225 節)。

 でも堕落後には、「ふたりの目が開け、自分たちの裸であることがわかったので、いちじくの葉をつづり合わせて、腰に巻いた」(創世記 第3章7節)とあるの。

 人間の本性(ほんせい)を考えれば、罪を犯した場所を隠すでしょう?

はると
 そうですね、めいさん。
 もし、何か食べてはいけないものを食べたなら、口を隠すはずですね。

めい
 そう。
 しかし二人がいちじくの葉で隠したのは、腰の部分だったの。

 つまり、二人が犯した罪とは、ルーシェルと同じく淫行という罪だったといえるのね。

はると
 いや~、めいさん。
 なんだか、大変なことになってきましたね。

めい
 皆さん、いかがでしたか?
 「そうだったのか!統一原理」

 今回はこの辺で。次回もお楽しみに!
 ではまた、お会いしましょう!