2024.10.17 17:00
制作の舞台裏から 81
熱海房子さんの証し
「ただ、再臨主を信じることです」
日本統一教会の初代婦人部長、熱海房子(あつみ・ふさこ)さんは、教会の草創期にその献身的な姿勢で多くの人々に感銘を与えました。
今回は、彼女の人生を描いたドキュメンタリー「ただ、再臨主を信じることです」(U-ONE TVで公開中)の制作にまつわるエピソードをお伝えします。
熱海房子さんは、梶栗玄太郎会長夫人(43双)、惠李子さんのお母さんとしても知られています。
彼女の氏族的メシヤに対する深い信仰心、真の父母様を一途に慕う信仰姿勢は、インタビュー当時数えの99歳とは思えないしっかりとした語り口からも伝わってきます。その姿に、多くの人々が感銘を受けることでしょう。
2015年6月16日、熱海房子さんは103歳で聖和されました。
その生涯は、まさに数々の感動的な出来事の連続でした。
このドキュメンタリー映像で、まるで昨日の出来事のように統一教会草創期の思い出を語る彼女の姿をご覧いただけます。
深い信仰と真の父母様への敬愛がにじみ出るその語り口は、見る者の心を強く打ちます。
ドキュメンタリー「ただ、再臨主を信じることです」は、熱海さんの生涯とその活躍を描いた映像です。
当初は映像作品として制作する予定はありませんでしたが、筆者が『トゥデイズ・ワールド ジャパン』(2011年1月号)に掲載された熱海さんの証しに触れ、感銘を受けたことがきっかけで制作が始まりました。
熱海房子さんの生き方はまさに感動のストーリーそのものです。
伝道活動のエピソードや夫の景二さんを教会に導くエピソードなど、その一つ一つが心に残ります。景二さんは、その後、国際勝共連合のために大きな役割を果たしました。
撮影は、東京の北千住にある商店街や公園、東大キャンパス内の安田講堂、さらには三四郎池など、さまざまな場所で行いました。
そこは、夫の景二さんが学生時代の友人と共に人生の意味について情熱的に語り合った運命的な場所でした。その後、その友人は統一教会の歴史に大きな影響を与えることになります。
作品は、インタビュー映像と『トゥデイズ・ワールド ジャパン』に掲載された内容を合体させて構成しました。
特に熱海さんの自宅でのインタビューでは、娘さんたちも同席しており、和やかな雰囲気の中で進行しました。彼女は「教会には何もなかったから、自宅から家財道具一切を運んだ」(1963年当時の東京教会)と語り、その表情は穏やかでした。
熱海さんの映像を観ると、彼女の自信と確信が強く伝わってきて、「私の証言を残してほしい」という情熱が心に響きました。
編集作業は容易ではありませんでしたが、「作る喜び」を感じながら進めることができました。
インタビューの内容だけではストーリー展開が難しいため、ナレーションで補足し、当時の写真や映像を挿入し、厳選した音楽で映像の雰囲気を豊かにしました。その結果、魅力的な作品に仕上がりました。
この映像を通じて、熱海房子さんの素晴らしい人生が多くの人に伝わり、その偉業が永遠に心に残ることを期待します。
映画やテレビドラマのように、多くの人々が感動的なストーリーに心を動かされますが、熱海さんの生涯そのものが感動のストーリーでした。
おかげさまでこの映像は多くの人々から高い評価をいただきました。
熱海房子さんのように深い信仰を持つ人々は、現代の家庭連合においてますます重要な存在となっています。
映像「ただ、再臨主を信じることです」を通じて、信仰の力と熱海房子さんの生き方が、多くの人々に勇気と感動を与えることを心から願っています。
(K)
番組のご視聴はこちらから(ログインが必要です)。
【日本統一教会の礎を築いた熱海房子先生 「ただ、再臨主を信じることです」】