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制作の舞台裏から 82
神日本聖和祝祭~2回目だから見えたこと

 今年も群馬県の片品村にて「神日本聖和祝祭」が行われました。

 光言社のU-ONE TV課は、毎年「神日本聖和祝祭」の撮影を担当しています。

 今年もU-ONE TV課は総動員。また2日間泊まり込みで撮影をしてきました。

 私は入社2年目の若手社員ですが、去年に続き今年も撮影に同行させていただきました。

 担当は去年と同じ「カメラアシスタント」でした。

 カメラのケーブルが絡まったり、カメラマンの邪魔にならないように、カメラの動きに合わせてケーブルを巻いたりさばく係です。

 去年も一度経験していたので、少々イレギュラーなことが起こっても冷静に対応しながら撮影を終えることができました。

 そのため、去年は見ることが難しかったカメラマンの動きにも注目することができました。

 中でも一番印象的だったのは、開始早々に行われたエンターテインメントの撮影でした。

 群馬の青年たち十数人が、3曲歌ったのですが、歌の途中に立ち位置を変えたり、途中途中にソロがあったりと少々手の込んだ演出がありました。

 聖和祝祭は主に、担ぎカメラ1台、固定カメラ2台で撮影をするのですが、その3台がおのおの違う場面を撮り、全体を見ているスイッチャー担当(場面の切り替えを行う人)が専用の器械を使い、視聴者用に場面を切り替えていきます。

 そのため、カメラマンが撮っている場面が被っていたりするとスイッチャー担当も困ってしまいます。

 なので複数のカメラで撮影する場合、スイッチャー担当とカメラマンの連係がとても重要になってきます。

 アシスタントとして見ていて、その連係が一番大変そうだったのがエンターテインメントの時でした。

 エンターテインメント中のスタッフの様子を見ながら、複数台のカメラでの撮影の大変さを知りましたが、同時に達成感もすごく大きいだろうなということを感じました。

▲尾瀬霊園

 私もいつか「カメラアシスタント」ではなく、「カメラマン」として、他のスタッフとよく意思疎通し、連係しながら聖和祝祭の撮影をしたいと思いました。

 特に「聖和祝祭」は日本全国に配信されており、なおかつ生中継ということでU-ONE TV課としても、責任重大な撮影です。

 それだけを考えると自分には難しいと感じてしまいますが、しかしそれ以上に、日本全国のかたに生中継で映像を届けることのできる、とても恩恵深い撮影作業でもあると思います。

 今は「カメラアシスタント」として、客観的に見ることのできる立場で関わっていますが、将来は「カメラマン」として直接的に関わり、多くのかたがたにより良い映像を届けていきたいです。

(園)