2024.09.19 22:00
【テキスト版】
そうだったのか!統一原理
第9回 神の創造目的と人生の目的
めい:
皆さん、こんにちは。
「そうだったのか!統一原理」へようこそ。
ナビゲーターの「めい」です。
きょうも皆さんと一緒に、統一原理を参考にしながら、幸福な人生はどのようにしたら得られるかについて考えていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。
はると:
こんにちは、皆さんと一緒に「統一原理」を学ぶ、「はると」です。
よろしくお願いします。
めい:
はると君、神が人間と宇宙を創造したというのだけれど、ではなぜ、神は人間と宇宙を創ったのかしら?
神の創造の目的はなんだったのかしら?
はると:
めいさん、それは人間と宇宙がなぜ存在しているのか、人間と宇宙の存在理由は何かという問いでもありますね?
めい:
そうね。
統一原理では神の創造の目的を「心情動機説」から説明しているわ。
はると:
心情動機説、ですか?
めい:
そう、心情動機説。
神は心情の神であり、神はその心情を動機として、人間と宇宙を創造したという理論なの。
心情とは、「愛を通じて喜ぼうとする情的な衝動である」と統一原理では説明しているわ。
はると:
神様の愛が爆発して、神様の喜びが宇宙に充満しているイメージですね?
めい:
でもね、はると君。
喜びは独りでは得られないの。
人間も心と心を交わし、心と心が通じ合ってこそ、愛と幸福を感じるわよね。
神も同じなの。
天地を創造することのできる全知全能の神だけど、一つだけ創れないものがあったの。
はると:
え? そうなんですか?
何ですか、それは?
知りたい!
めい:
それは愛の関係よ。
それで神は、愛の実体対象として人間を創造されたの。
愛の対象である人間に、神は無限の愛を注いだの。
親が子に無限に愛を注ぐのは、そんな神の愛を受け継いでいるからなのよ。
だから親の愛は無償の愛であり、無条件の愛であるといえるの。
はると君、「父母の恩は、山よりも高く、海よりも深し」ということわざを知ってる?
はると:
知りませんでした。
山よりも高い、海よりも深い…。
まさに父母の愛とは、神の愛に通じるものですね。
めい:
子供のために犠牲になっても喜ぶ父母の愛は純粋で崇高な愛なの。
父母なる神の愛の証しは自然界に満ちているわ。
神は人間のために太陽の光を創り、空気を創り、食物を創ったの。
そして何万種類もの動物や植物を創られた。美しい山河もね。
はると:
すごいなあ。
壮大なスケールの愛の物語ですね。
どんな名画も、神様が創造された自然の素晴らしさにはかないませんね。
めい:
神の創造には、人間を喜ばせたいという愛が流れているということね。
だから人間は、神の愛に触れたなら、喜びを得て幸福を感じるようになるというの。
今まで愛を探し求めてもそれを得られず、喜びたくても心から満足できず、本当の意味で幸福になれなかったのは、人間関係の中だけで愛を見いだそうとしたからなの。
はると:
めいさん、分かりました!
神を知ることは愛を知ることであり、幸福な人生を実現するための最短距離なんですね?
めい:
はると君、きょうもさえてるわね。素晴らしいわ!
聖書の創世記には、神が最初の人間であるアダムとエバを創られた後に語ったとされる内容が記録されているわ。
読んでみるわね。
「神は彼らを祝福して言われた、『生めよ、ふえよ、地に満ちよ、地を従わせよ。…地に動くすべての生き物とを治めよ』」(創世記 第1章28節)
「生めよ、ふえよ、治めよ」という三つの祝福を下さったので、これを「神の三大祝福」というの。
はると:
「三大祝福」、聞いたことがあります。
祝福は、神様から人間への贈り物だと両親が言っていました。
めい:
祝福、それは人間の目指すべき理想の姿を示しているの。
人間の生きる目的、人生の意味を示しているといってもいいわね。
第一の祝福は、「生めよ」。
英語の聖書には、「Be Fruitful」と表現されているわ。
はると:
Be Fruitful!
めい:
はると君、さすが!
英語の発音、素晴らしいわ!
この意味は、一人の人間として成熟しなさいということね。
神を中心に心と体を一つにし、神に似た個性を結実させることなの。
心と体が一つになるとは、本心の思うとおりに体が動くことであり、そうなってこそ、生まれ持った個性が完成するということなの。
これを統一原理では「個性完成」と呼ぶの。
はると:
個性完成!
なんだかすごくうれしくなる言葉ですね?
自分らしさを磨き上げるって感じですね。
めい:
そうよ、はると君。
人は充実した人生を送るために、仕事やスポーツ、芸術など、さまざまなものを習得しようとするわ。
本心で思い描くように体が動くようになるには反復と鍛錬が必要でしょう?
それが心と体が一つになるということ、ある物事を完成レベルでできる人をその分野の「マスター」と呼ぶわね。
人生の目的は、まさに「愛のマスター」になることなの。
思いどおりに人を愛せるようになる。
これが愛の人格を完成するということを意味しているわ。
人は神から与えられた個性の価値を知り、その個性をいかんなく発揮して人のために生きる愛の人格を完成していくべき存在だといえるのよ。
はると:
人生の第一の目的は、愛のマスターになること!
めいさん、僕も人を愛し、人のために生きる人間になりたいです。
めい:
そうね、はると君。
お互いに頑張りましょう。
第二の祝福は、「ふえよ、地に満ちよ」。
これは、家庭を完成することを意味しているわ。
夫と妻が愛で一つになれば、そこに子供が生まれるわ。
夫婦は父母となり、親は愛で子供を育んでいく。家庭では、父母の愛、夫婦の愛、子女の愛、兄弟姉妹の愛を体験し、学んでいくことになるわ。
だから家庭は「愛の学校」だといえるの。
はると:
家庭は愛の学校!
家庭は、神様の愛を学び、実践し愛のマスターになっていく場所なんですね。
めい:
第三の祝福は、「治めよ」。
神を中心に人間と自然界が一つになり、理想的な生活環境を創ることなの。
これが天国を完成するということね。
人間は誰もが良い家に住み、良い物を食べ、良い服を着て生きたいと願うわ。
だからと言って、自分だけ、自分の家族だけではいけないわね。
全ては神から与えられたものなのだから、共に分かち合って生きていくことが神を中心として生きていくことだといえるわね。
はると:
そうだったんですね、めいさん!
人生の目的は愛の完成である。
「個性完成」「家庭完成」「天国完成」という三大祝福の実現に向かって生きていくことが人生の意味なんですね。
めい:
そうね、はると君。
神と人が共に喜び共に幸福を感じて生きていくことが「創造理想」なのね。
めい:
皆さん、いかがでしたか?
「そうだったのか!統一原理」
今回はこの辺で。次回もお楽しみに!
ではまた、お会いしましょう!