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スマホで立ち読み Vol.34
『祝福結婚の恵みと夫婦円満の秘訣』1

内田由喜・著

(光言社・刊『祝福結婚の恵みと夫婦円満の秘訣』〈201665日初版発行より)

 スマホで立ち読み第34弾、『祝福結婚の恵みと夫婦円満の秘訣』を毎週日曜日(予定)にお届けします。
 本書は真の父母様のみ言を中心に、祝福結婚の意義、祝福家庭の信仰生活や夫婦の在り方など、祝福を受けた夫婦がどのようにして真の愛を築いていくのかについてまとめられています。これから家庭を出発する夫婦に限らず、すべての祝福家庭の夫婦に読んでいただきたい一冊です。

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はじめに

 神様の創造の動機は愛の世界の実現です。ご自身のすべてを投入して、愛の理想世界を実現しようとされたのです。その愛の理想世界は、家庭を基盤として実現されます。愛にあふれた家庭ができ、それが広がって愛の社会ができ、愛の世界すなわち天国ができるのです。

 ところが、人類始祖アダムとエバが堕落することによって、神様の愛の理想はすべて失われてしまいました。

 真(まこと)の父母様は、人間の堕落の根本原因を解明され、堕落によって失ったすべてのものを蕩減復帰され、真の父母の位置に立たれました。そして、勝利されたすべての内容を、祝福結婚を通じて祝福家庭に与えてくださったのです。

 祝福家庭の夫婦は、原罪を清算する祝福結婚の恩恵を受け、堕落前のアダムとエバの位置にまで復帰されました。そして、真の夫婦となり、真の家庭を築くよう、天の父母様(神様)と、真の父母様から願われているのです。

 祝福を受けたからといって、自動的に愛の夫婦となり、愛の家庭を築くことができるわけではありません。祝福を受けて完成するのではなく、その時から神様の創造理想の実現に向けて出発するのです。

 神様の祝福は一人の男性と一人の女性、すなわち夫婦から始まります。夫婦が神様を中心として、真の愛で心と体を一つにするところから、愛の家庭が築かれていくのです。夫婦は一つになりながら、家庭を基盤として子女の愛、兄弟姉妹の愛、夫婦の愛、父母の愛という四大愛、四大心情圏を体恤(たいじゅつ)していきます。

 本書は、真の父母様のみ言(ことば)を中心に、私たちが受けた祝福結婚の意義をもう一度確認しながら、祝福家庭の信仰生活、夫婦の在り方などを述べています。これまであまり触れられてこなかった夫婦生活についても述べさせていただきました。夫婦は性生活を伴う点からも、四大愛の中でも最も親密で濃密な愛と言えるでしょう。

 夫婦の愛から新しい生命が生まれ、家庭が築かれていきます。そして、血統が受け継がれていくのです。夫婦の愛が神様の創造理想の根源であり、根幹なのです。夫婦の愛は家庭の中心であり、核なのです。真の父母様も、夫婦の愛、絶対「性」の貴さを強調されています。

 金元弼(キㇺ・ウォンピル)先生(3弟子、36家庭)から受けた夫婦生活の指導をはじめ、夫婦で円満な授受作用ができるよう、アドバイスもさせていただきました。2005年秋から季刊誌『祝福家庭』に13回にわたって連載した「夫婦円満の秘訣」の内容も盛り込んでいます。

 家庭生活はいつも順風満帆であるとは限りません。何か課題を感じるときには、真の父母様のみ言に立ち返り、夫婦で軌道修正して、天の願いに沿った同じ方向に向かって再出発することが必要です。夫婦が一つになり、真の愛の家庭を築かれることを心から願ってやみません。本書が皆様の家庭生活に少しでもお役に立てば幸いです。

2016年5月 内田由喜

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 次回は、「会話・コミュニケーション」をお届けします。



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