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制作の舞台裏から 73
シリーズ『原理講論』を読む

 U-ONE TVの動画コンテンツの一つ、「シリーズ『原理講論』を読む」(全20回)は、今から10年前、2014年から2015年にかけて制作された阿部美樹氏のナビゲートによる統一原理講座である。

 1本当たり、テーマごとに10分程度にまとめられており、コンパクトで学びやすい構成となっている。

 統一原理によれば、人間の成長は、段階的なものであり、責任分担を果たすことによってなされていく。

 成長段階に応じて天からみ言が与えられ、成長・完成がなされていくのである。

 人間始祖は神の戒め(み言)を守ることができずに堕落し、神が下さった三大祝福のみ言を成就することができなかった。

 言い換えれば、神のみ旨成就のための「人間の責任分担」が果たされなかったということである。

 堕落した人間が復帰・完成するためには、段階的に与えられた「み言」を学び、理解し、実践できるようになっていかなければならない。

 み言が実体となり、実体(完成した実体)がみ言(み言の実体)となるのである。

 旧約、新約、成約、天一国時代と続く復帰歴史の流れの中で、私たちにおいては、新しい時代の到来と共に与えられた「み言」をいかに成就させるかが課題であった。

 『聖書』もまた、旧約時代と新約時代における真理を教えるための教科書であった。

 天一国時代を迎えた今、成約時代のみ言を体系的にまとめ、解説した『原理講論』に続いて、「真の父母論」を理解する段階に私たちは立っている。

 神を天の父と天の母、天の父母として証しする時代が到来したのである。
 地上に実体の真の父と真の母の両方が現れ、真の父母となるのだ。

 今や、天地人真の父母様を中心に人類が一つの家族を成し遂げる時代を迎えている。

 真の父母様は全て勝利されたが、ここに今一つ、課題が残されていることに気付く。

 それは子女の責任分担の問題である。
 子女が自らの復帰・完成、成長・完成をなさなければならないという課題である。

 自己完成の責任分担は、他人(ひと)任せにできない問題なのだ。

 『原理講論』は、人間の成長期間に与えられた「み言」を整理し、まとめたものである。
 『原理講論』の学びなくして、人間の責任分担を果たし、成長期間を全うすることはできない。

 「『原理講論』を読む」というシンプルな発想から生まれた企画であるが、同シリーズは、改めて『原理講論』と向き合う機会を与えてくれるはずだ。

 人間の成長、復帰・完成の道に飛び級はない。
 私たちに任された成長期間。人間自身の責任分担を段階的に一歩一歩全うしていってこそ、揺るぎない完成に至るのであろう。

(則)


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【シリーズ『原理講論』を読む】

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