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制作の舞台裏から 74
ワシントン・タイムズ、その使命と業績

 ワシントン・タイムズに関する映像「ワシントンタイムズ -その使命と業績-」(2007年制作)は、U-ONE TVで視聴できる。

 この映像は、1982年に文鮮明(ムン・ソンミョン)総裁によって創刊されたアメリカの日刊紙「ワシントン・タイムズ」の使命や業績を紹介している。

 ワシントン・タイムズは、冷戦時代において非常に重要な役割を果たした。
 特に1980年代のレーガン政権下では、対ソ連政策を強力に支持し、戦略防衛構想(SDI)などの政策を後押しした。
 その結果、冷戦の終結に向けたアメリカの勝利に貢献したと評価されている。

 また、冷戦後は道徳的な言論を提唱し、メディアの正義を追求することで、世界平和に大きく寄与してきた。

▲ワシントン・タイムズのエンブレム

 今回は、ワシントン・タイムズの業績を紹介する映像「ワシントンタイムズ -その使命と業績-」の撮影について振り返る。

 この撮影は、1995年にアメリカ国内で2週間にわたって行われた。
 主な撮影地は、ワシントンD.C. ②ニューヨーク フィラデルフィア プリマスの四つの地域である。

 まずワシントンD.C.では、政治に関連するテーマでの撮影を行った。

 アメリカ合衆国の首都であるワシントンD.C.は、連邦政府の重要な機関が集まる政治の中心地だ。
 この場所では、国会議事堂の荘厳な雰囲気やホワイトハウス、ワシントンモニュメントなどを撮影した。ホワイトハウス周辺は厳重な警備があり、カメラの三脚は使用できなかった。

▲国会議事堂

▲ワシントンモニュメント

 また、ワシントン・タイムズ社の編集室や印刷所を撮影し、著名人へのインタビューも行った。

 ニューヨークでは倫理や道徳に関するテーマをもとに撮影を行った。
 この街は多様な文化が交差する場所であり、世界中から人々が集まる多文化都市で、異なる価値観や倫理観が共存し、時には対立が生じることもある。

 また、ウォール街を中心に金融業界が経済の中心地として機能し、ビジネスの重要な拠点となっている。ここでは、利益追求と倫理の調和が常に問われている。

 ニューヨークでは、この撮影当時から世界でも有数の同性愛者のコミュニティーが形成されていた。

 ハーレムは、アメリカ社会の縮図ともいえるエリアで、多様な文化が融合し、貧困や人種差別、ホームレス問題など、さまざまな社会的課題が浮き彫りになっている。
 個人の幸福追求と社会全体の利益、自由と責任のバランスといった普遍的で倫理的な問題も存在している。

 9・11テロで崩壊したツインタワー(世界貿易センター)があった当時、最上階からのニューヨークの眺めは素晴らしく、夜遅くまで撮影を続けた。

 国連本部、タイムズスクエア、エンパイア・ステート・ビルにも足を運んだ。
 特に印象に残ったのは、マンハッタンの摩天楼をヘリコプターで空撮したことだ。
 まさに、マンハッタンはアメリカの夢と希望、そして発展を象徴している。

 フィラデルフィアでは、独立記念館にあるジョージ・ワシントンの像を撮影した。
 アメリカの建国の父としての彼の偉業に思いをはせた。

 プリマスは、アメリカ建国の精神をテーマにした撮影において、非常に重要な役割を果たす場所であった。

 プリマスには多くの歴史的な出来事や象徴的なスポットがある。その中でもメイフラワー号の船内を撮影したので、当時の開拓者たちの生活を再現する貴重な映像を収めることができた。

 プリマス・ロックは、ピルグリム・ファーザーズがアメリカに初めて上陸した場所であり、建国の精神を象徴するスポットともいえる。

 また、プリマス植民地村では、当時の生活様式を再現した建物や道具があり、ここで撮影した映像を通じて視聴者は歴史の中にタイムスリップしたような体験ができたと思う。

 さらに、プリマス植民地での先住民との出会いやその後の関係は、アメリカ史において重要なテーマとなっている。

 以上、アメリカ取材を振り返ってみた。

 文鮮明総裁がワシントン・タイムズを創刊し、「アメリカよ、神に帰れ!」というスローガンを掲げた背景には、世界平和の実現とアメリカ社会の道徳的復興への強い願いがあったことを忘れてはならない。このスローガンは、今でもアメリカ社会に大きな影響を与え続けている。

 「ワシントンタイムズ -その使命と業績-」(2007年制作)はU-ONE TVで視聴可能で、DVDも購入できる。

 ぜひこの機会にご視聴いただきたい。

(K)


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