2024.08.22 22:00
【テキスト版】
そうだったのか!統一原理
第5回「種」を見れば、神が分かる?
めい:
皆さん、こんにちは。
「そうだったのか!統一原理」へようこそ。
ナビゲーターの「めい」です。
きょうも皆さんと一緒に、統一原理を参考にしながら、幸福な人生はどのようにしたら得られるかについて考えていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。
はると:
こんにちは、皆さんと一緒に「統一原理」を学ぶ、「はると」です。
よろしくお願いします。
めい:
はると君、今回も「神を知る方法」について考えてみようね。
はると:
はい、めいさん。
前回は、「自然界を見れば、神様が分かる?」でした。
結果的存在を観察することで、それを存在させた原因的存在のことが分かってくるというお話でしたね?
めい:
はると君、そのとおりよ。
よく理解しているわね。
さて、はると君。
今回は、「種」を見れば、神が分かる、というテーマで進めてみようかな?
はると:
「種」ですか?
ヒマワリの「種」とか、スイカの「種」とかっていう「種」のことですよね?
めい:
そうよ、はると君。
はると君は「アサガオ」という花は知ってる?
はると:
もちろんですよ、めいさん。
僕の家にもアサガオ、ありますよ。
めい:
そうね。日本人にはとてもなじみのある花ね。
日本の小学校では、学校の課題などでアサガオを育てたことがある人も多いと思うわ。
はると君は?
はると:
お母さんに聞いたことがあります。
お母さんも小学生の頃、アサガオを家でも学校の花壇でも育てたことがあると言っていました。
めい:
それじゃあ、アサガオの種のお話を進めていくわね。
はると君もアサガオをイメージしながら聞いてね。
アサガオの種を土に植えて水をあげ、太陽の光に当てれば、双葉が出るわ。
さらに成長すれば、見事にアサガオの花が咲くでしょう?
アサガオの種を植えて育てたのに咲いてみたら、それがヒマワリだったということはないわよね?
はると:
もちろんですよ、めいさん。
アサガオの種からはアサガオが育ってアサガオの花が咲くに決まってますよ。
めい:
では、アサガオの種を開いたら、アサガオの花が入っているのかしら?
はると:
アサガオの種を開いたことはないけど、花は入っていないでしょう。
めい:
そうよね。種が時間とともに成長して、花になるわよね。
でも、はると君。不思議じゃない?
ところで、2012年に現代建築技術の粋を集めて東京スカイツリーが建ったの。
はると君、スカイツリー、知ってる?
はると:
え? めいさん。アサガオの話じゃなくてなんで突然スカイツリーの話なんですか?
めい:
そうそう、突然、東京スカイツリーの話よ。高さ634メートルのタワーよ。
当然、スカイツリーは高度に計算された設計図があったから出来上がったはずよね?
それでは、はると君。
スカイツリーの種を創ることは可能かしら?
種をまいたらスカイツリーが生えてくる、っていう、そんな種を創ることはできるかしら?
はると:
めいさん、何を言い出すのかと思えば…。びっくりするじゃないですか。
スカイツリーどころか、アサガオの種一粒さえ人間は創ることができないんじゃないですか?
めい:
そうそう。
現代の最高の科学技術を投入してもスカイツリーの種を創ることはできないでしょうね。
「種」には、空間の設計だけでなく、時間も設計されているの。
種は時間とともに成長し、変化していくの。そしてアサガオの種は、アサガオとしての完成した姿を現すのね。
はると君、結論を言えば、そのようなものを創ることができるのは、神だけなの。
だから、「種」を見れば、神が分かるということなの。
はると:
へえ~。そういうこと?
「種」を見れば神が分かるってこと、なんだ。
小さな種の中には未来が凝縮されて詰まっているってイメージですかね?
めい:
はると君、いい感じよ。
次は人間の誕生について考えてみようかしら。
はると:
はい、めいさん。
面白くなってきました。
めい:
人間は、宇宙という環境がなければ一日も生きられないわよね?
はると:
そのとおりですね。
僕もそう思います。
めい:
最新の科学によると、宇宙は今から138億年前に起こったビッグバンから始まったといわれているわ。
そこから宇宙が形成され、銀河系ができ、太陽系が生まれて、その中に地球という惑星が生まれたの。
そして地球もまた、長い年月をかけて人間が生きることができる環境を整えていったの。
そして最後に人間が誕生したということになるわね。
はると:
うわ~いきなり壮大な宇宙誕生の物語ですね。話だけでも興奮するなあ。
人間が誕生するまでの138億年の物語!
めい:
「進化論」が言うように、宇宙は全て「偶然」の連続によって出来上がったのかしら?
はると:
偶然ですか?
偶然の方があり得ないような気がします。
めい:
そうね。むしろ、「宇宙は最初から人間を誕生させる目的を持っていた」と考えた方がいいのかもしれないわね。
最近では、そのように考える科学者が増えてきているそうよ、はると君。
はると:
へえ~、そうなんですね。
「科学が神に近づいている」ってことですね?
めい:
そうそう。
そのような考え方を「人間原理の宇宙論」というの。
アサガオの「種」からアサガオの花が咲き実が実るのと同じように、今から138億年前に人間を中心とした宇宙の「種」がまかれて、気が遠くなるような年月をかけて人間を実らせたと見ることができるというの。
進化論者が言うように、偶然に進化したのではなく、初めから人間が誕生し、生きることができる環境づくりの設計図があって、そうなるべくして必然的に人間が誕生したと考えられるの。
はると:
う~ん、すごいなあ。
創造は、いわば神様の「ヒストリー」ですね。
つまり、「神様の創造の物語」!
人間誕生までの歴史は、神の創造の過程だったんですね。
めい:
皆さん、いかがでしたか?
「そうだったのか!統一原理」
今回はこの辺で。次回もお楽しみに!
ではまた、お会いしましょう!