2024.08.08 22:00
【テキスト版】
そうだったのか!統一原理
第4回 自然界を見れば、神が分かる?
めい:
皆さん、こんにちは。
「そうだったのか!統一原理」へようこそ。
ナビゲーターの「めい」です。
きょうも皆さんと一緒に、統一原理を参考にしながら、幸福な人生はどのようにしたら得られるかについて考えていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。
はると:
こんにちは、皆さんと一緒に「統一原理」を学ぶ、「はると」です。
よろしくお願いします。
めい:
はると君、今回も「神を知る方法」について考えてみようね。
はると:
はい、めいさん。
前回は、「心を見れば、神様が分かる?」でしたね?
「神様は近すぎる存在なんだ」というのが印象に残っています。
めい:
ところで、はると君。
『原理講論』という本を知ってる?
はると:
名前は聞いたことあります。
でもまだ、読んだことはありません。難しい名前の本ですね。
めい:
『原理講論』は統一原理と呼ばれる体系的な理論を一冊の本にまとめたものなの。
統一原理は、世界平和統一家庭連合の教義でもあるの。
人が正しく生き、理想家庭と世界平和を実現して幸福になるための道として、文鮮明(ムン・ソンミョン)師が長い年月をかけて宇宙に潜む普遍的真理を解き明かした体系的な理論なの。
その『原理講論』には、次のように書かれているの。
「無形にいます神の神性を、我々はいかにして知ることができるだろうか。それは、被造世界を観察することによって、知ることができる。…神の神性を知るために、被造世界に普遍的に潜んでいる共通の事実を探ってみることにしよう」
どう? はると君?
はると:
神様が創ったものを観察すれば、神様がどんな存在か分かるよってことですか?
めい:
はると君、すごいじゃない!
そのとおりよ。
神が全ての自然界を創造されたとするなら、美しい自然界は神の芸術作品だともいえるわね。
作者である神が目に見えない存在だとしても、作品には神の性質が現れるはず。
そこには神の知性や愛情、創った目的などのメッセージが込められているはずでしょう?
はると:
そうか!
だから、自然界をよく観察すれば、神様を発見することができるということなんだね?
めい:
私たちは皆、人間が自分自身を創ったのではないことを知っているわ。
宇宙や自然界もまた、人間が創ったものではないわね。
はると:
そうですね。
気が付いたら、「宇宙も自然もすでにあった」というわけですよね。
めい:
そう。それでね、そのような存在を「結果的存在」というの。
だから宇宙も人間も「結果的存在」であるといえるの。
「結果的存在」であるということは、それを存在させた「原因的存在」があるということなの。
はると君、それは何だと思う?
はると:
もしかして、それが神様、ですか?
めい:
そうね。その究極的な第一原因を「神」と呼ぶことができるわね。
でも、「神」などというと、宗教的だとかうさんくさいと言って、敬遠する人もいるかもしれないわね。
でも今は、科学が「神」に近づいている時代だといえるのよ、はると君。
はると:
え? 科学が神に近づくってどういうことですか?
めい:
科学は物質の根本を究極まで追究してきたということなの。
現代科学は根本的な物質の根源を発見するところまで来ているのよ。
全ての物質が素粒子からできているという話、はると君、聞いたことある?
はると:
「素粒子」ですか?
聞いたことはありますけど、それが神様の話と、どうつながるんですか?
「根本的な物質の根源の発見」が神様の発見につながるのかな?
めい:
2012年7月4日、全ての物質に質量を与える究極的な粒子「ヒッグス粒子」の存在が確認されたというニュースが世界を駆け巡ったの。
その粒子は「神の粒子」とも呼ばれたの。
現代物理学は、ビッグバンから現在までの宇宙の生成を理論的に説明できる方向に進んでいて、そこに神の存在を認めざるを得ないところまで来ていると言えるのよ。
はると:
すごいですね!
科学が神様の存在を認める時代が来ているんですか?
めい:
でも、科学者たちは安易に「神」とは言いたがらないの。
それで、別の言葉が使われることが多いの。
はると:
え? なんと呼ぶんですか?
知りたい!
めい:
例えば、「サムシング・グレート」という言葉よ。直訳すれば、「偉大なる何者か」。
はると:
「サムシング・グレート」ですか?
かっこいいですね。プロレスラーか何かの名前みたいですね?
めい:
そう?
この言葉を使ったのは村上和雄博士という人なの。
村上博士は著書で次のように述べているわ。
「私たち人間の体内にある60兆の細胞はその一つ一つがみんな生きている。その膨大な生命群はぎっしり隣接しながら、ケンカも混乱もせず、きちんと支え合って生きています。
地球上の人間はひんぱんにケンカやいじめを繰り返し、離婚し、訴訟し、戦争もしてトラブルが絶えることがないのに、体内の小さな生命たちは見事に調和して、それぞれ自律的な生命を営みながら互いに助け合って組織をつくり、臓器をつくって、個体を生かしています。
このこと一つをとっても、科学の原理を超えた、生命の奇跡と言ってよいものなのです。
その精巧にして絶妙な生命の原理を定め、また、それを膨大子細な情報として遺伝子に書き込んだ『誰か』がいるはずであり、私たち人間にできるのはせいぜいそれを読み取ることくらいなのです。
それが偶然や人為でできたとは考えにくい。したがって私はその設計者として、科学の常識や人知を超えた大きな存在を想定し、それを『サムシング・グレート(偉大なる何者か)』と呼んでいます」
人間は何十兆個もの細胞からできているの。
「人によって違うのでは?」と考える人もいるわ。
個人差はあるけれど、皆同じくらいなの。
ただ、年を取ると細胞が少し減ってくるので体は小さくなるのね。
体内の細胞には、脳細胞もあれば、足の裏の細胞もあるわね。
細胞たちが、「脳細胞の方がカッコいい!
足の裏の細胞なんか汚れ仕事で嫌だ!」と不平不満を言い始めたらどうなるかしら?
はると:
わあ! 大変だね。
同じ体なのに、細胞同士が対立したり葛藤したりしたら、つらいね。
めい:
でもそんな細胞は一つもないの。
みんな与えられた自分の持ち場を守り、見事に調和しているの。
なぜそうできると思う?
はると:
どうしてだろう?
同じ体だから?
めい:
そう!
同じ目的、一つの目的のもとに動いているからなの。
それは「体を生かす」という目的。
何十兆個もの細胞が私を生かすために、一致団結して24時間働き続けてくれているの。
はると:
ひゃ~、すごいなあ。
膨大な数の細胞が一つの目的のもとに団結しているんだね。
めい:
そう考えると、なんだか感謝の気持ちが湧いてこない?
「自分は誰からも愛されていない!」と思っている人もいるかもしれないけど、私たちは、少なくとも自分を形成している細胞たちからは愛されている存在なの。
めい:
皆さん、いかがでしたか?
「そうだったのか!統一原理」
今回はこの辺で。次回もお楽しみに!
ではまた、お会いしましょう!