2024.07.25 22:00
男女の違いと夫婦の関係 38
アプリで読む光言社書籍シリーズとして「男女の違いと夫婦の関係」を毎週木曜日配信(予定)でお届けします。
あなたは知っていますか? 男性と女性の違い。同シリーズでは、男女の考え方の根本的違いを知り、夫婦がお互いを理解しあって、本当の「幸せ」をつかむためのキーポイントをお伝えします!
松本 雄司・著
第二章 男と女の違いと結婚生活
(1)妻がおかしやすい失敗
⑤子供に言うように夫の行動を叱ったり指示する
お母さんは子供に対して、「こら、何やってんのあんた!」と言うことに慣れてしまっています。つい同じ調子で旦那さんに対してもガミガミ怒ってしまう。こうなりやすいのです。しかし、夫と子供とでは立場が違います。これは厳に気をつけなければなりません。
⑥夫が何かを主導的に決定したことを批判する
妻は一家の中での夫の主導権を認めなければなりません。一家の最終的責任者はお父さんなんだと、ちゃんと認めてあげなければなりません。
賢い奥さんは、実際には家庭のほとんどのことを根回しして自分の思うごとくに取り仕切っているのですが、最後はぱっとその決定権を夫に持っていく。そして「じゃあ、みんなの意見はこうだったけど、お父さん、どうしますか?」とお父さんをちゃんと立てるのです。
そうするとお父さんが「うん、じゃあ、そうしよう」とか「よきにはからえ」と言うわけです。そうすると「はいはい」とまとまります。男性のプライドは損なわれず、権威も立つ。だから子供たちの教育にいいのです。「一家の中で一番偉いのはお父さんなんだ」と基準がきちっと立ちます。
それを全然認めないで、中には子供の前でも夫と激しく言い合って、「家のことは私が一番知ってるのよ!」と主導権争いをする妻もいます。そういう家庭では父権が喪失され、家族の形がいびつなものになってしまいます。子供に良い父親像、母親像を見せることができないことは言うまでもありません。
⑦「だから言ったじゃないの」と言う
きょうは久しぶりに家族でドライブ。ところが楽しいはずのドライブが、その車の中で事件が起こることがありませんか? ちょっとしたことから言い合いになって、険悪になって、ドライブどころではないということがあります。
だいたいお父さんがハンドルを握り、奥さんは助手席で、子供たちは後部座席というケースが多いでしょう。
運転は旦那さんに全部任せればいいのですが、特に自分が運転できる妻は、黙っておれないことが多いのです。「いや、そっちじゃないわ、こっちよ」「あなた、赤よ赤」「もっとクーラー効かして」「急ブレーキはよして」といろいろ言うのです。お父さんはいらいらして怒りっぽくなります。
妻は、頼まれもしないアドバイスをしすぎないように気を付けましょう。
ある家庭での出来事です。会合があって、夫婦が車で向かうことになりました。
妻「早く行かなくちゃ、一時までなんだから急いで」
やがて分かれ道に差し掛かりました。
妻「左よ」
夫「いや、右がいいんだ」
妻「違うって、左がいいの」
夫「そうじゃない、こっちが近道なんだよ。おれに任しとけ!」
そして夫が右に行ったところ、途中が工事中。到着が30分遅れてしまいました。
妻「だから言ったじゃないの!!」
夫「なにい、もうあんたが勝手に運転しろ。おれに二度と頼むな!」
こんな経験はありませんか。決定的な一言。その一言を言われた夫は「ごめんなさい」と言いますか? 男性はひどくプライドが傷ついて大喧嘩になってしまいます。 こんな時、妻は「だから言ったじゃないの!!」という言葉は禁句です。
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次回は、「夫がおかしやすい失敗」をお届けします。