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男女の違いと夫婦の関係 33

 アプリで読む光言社書籍シリーズとして「男女の違いと夫婦の関係」を毎週木曜日配信(予定)でお届けします。
 あなたは知っていますか? 男性と女性の違い。同シリーズでは、男女の考え方の根本的違いを知り、夫婦がお互いを理解しあって、本当の「幸せ」をつかむためのキーポイントをお伝えします!

松本 雄司・著

(光言社・刊『男女の違いと夫婦の関係-ほめられたい夫 愛されたい妻-』〈2019年3月30日第4版発行〉より)

第二章 男と女の違いと結婚生活

2 相手に対する期待の違い

5)共働き時代の夫婦の危機

 女性は経済的な面においては家計の必要を満たしてほしいと思っているので、夫に経済的能力がなくなると、つい夫を軽んじるようになります。しかし、これは夫婦がうまくいかなくなる大きな原因になります。

 離婚に至るケースの場合、奥さんが勤めを持っている、あるいは収入能力があるという場合が多いのです。奥さんが収入能力がなかった時代には我慢しながらでもついて行きますが、最近は女性も社会進出して仕事があるので、無理して一緒にいなくてもいいということになって、離婚を容易にしているという一面もあります。

 特に妻のほうが夫以上の収入を取るようになった場合、夫に対する言動には気をつけなければなりません。無意識のうちに高慢になって夫を見下すようになるのです。
 これは男性の自尊心を決定的に傷付けることになります。そこで権威を失うまいとしてすごい剣幕で怒鳴ったり、心の寂しさからアルコール依存症に陥ったりする場合もあります。

 なぜかというと、男性は「家族を養い、守り、保護してやりたい」という気持ちを強く持っています。そういう点において妻には負けたくないのです。

 だから、収入能力が逆転してしまい、皮肉の一つも言われるようになると、「もうおれは必要ないのか」と感じ、急速に冷めてくるのです。そういう時こそ、賢い妻は夫を立て、「あなたがいてくれて助かるわ」と言います。

 家族から頼りとされ、信頼され、感謝される……それが男のプライドであり、生き甲斐なのです。

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 次回は、「深い関心を持ってほしい」をお届けします。

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◆松本雄司氏の著作はコチラから

◆同シリーズの前作「うまくいく夫婦仲の法則」はコチラから