2024.06.15 17:00
【B-Life『祝福家庭』コーナー】
『祝福家庭』103号(2021年冬季号)
「本性美」入門講座 4
人の体に本来ある力を引き出すための食事術
ビューティー・アドバイザー 松橋陽子
人間に心と体があるように、健康にも心の健康と体の健康があります。「本性美」とは、この両方が健康であってこそ実現するものだと思います。
私たちは、み言や信仰生活について学ぶことにより、心の健康のために大切な多くの内容を知りました。一方で、み旨に熱心なあまり、体の健康については無頓着な人が多いように思います。体の健康を維持するために何が必要で、どのような食生活をすればいいのかについても、関心を持つべきでしょう。
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人間が生きて活動するのに必要な栄養素で一般に知られているのは「五大栄養素」です。五大栄養素とは、タンパク質、ビタミン、ミネラル、脂質、炭水化物のことです。
近年では、このうちの炭水化物を糖質と食物繊維の2つに分けて、「六大栄養素」と呼ぶようになりました。体の健康を維持するためには、これらの栄養素をバランスよく摂取することが大切です。
私は、「肥満予防健康管理士」の資格を取得しています。その学習過程で、極端に脂質と糖質を摂取し続ければ、内臓脂肪や皮下脂肪が増大し、それがさまざまな病気の原因になることを改めて認識しました。
食事内容を変えることにより、プラス思考になった人もいます。生き方も変えられるというのです。さらに、タンパク質が不足すると脳の反応が遅くなるだけでなく、皮膚、目、髪の毛、骨までにも影響を及ぼすことになります。食生活の中で良質なタンパク質を摂取するために、どのような食材選びをするかが大切なのです。
家庭において、食事を作る機会がいちばん多いのは、妻や母親の立場にある女性です。家族の栄養のバランスは、誰よりも女性が意識してほしい内容だと思います。
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最近注目されているものとしては、人体の免疫力アップや腸内環境の改善を図る「ファイトケミカル」が挙げられます。
ファイトケミカルは植物に含まれる成分で、今や「第7の栄養素」(下の図表)として脚光を浴びています。
ファイトケミカルの代表的なものは、ポリフェノール、カロテノイド、含硫化合物などです。抗酸化作用と解毒作用があると言われています。(下のリスト参照)
この成分が注目される理由は、活性酸素(*)に負けない体をつくるのを助け、人間がもともと持っている免疫力を向上させる効果があることです。
*呼吸で体内に取り込まれた酸素の一部が、通常よりも活性化(ほかの物質を酸化させる力が高まる)された状態になったもの。人体に必要だが、増えすぎると細胞に悪影響を与える
現代社会では、さまざまな食事術や健康法が取り上げられていますが、創造本然の美しい体をつくるためにという観点で、幾つかピックアップしてみました。項目だけ簡単に紹介します。
① みそや納豆などの発酵食品を積極的に摂取する。
② 献立は、野菜2に対して肉1の割合で考える。
③ 腸の調子を整える食材や、活性酸素に負けない体をつくる食材を意識して使う。
④ 朝食は抜かない。1日2食にしたい場合は昼食を外し、夕食の時間を早める。
⑤ オリーブオイル、菜種油、アマニ油などの良質な油を料理に使う。
私たちは、天の父母様(神様)が創られたさまざまな仕組みによって、生命を維持しています。その体をよく管理し、神様から与えられた潜在的な力を引き出すための努力を惜しまないことが大切だと思います。そのためには、運動することを習慣づけることも必要です。
真の父母様のみ言
涙を流し、愛する心で食べ物に対するとき、その食べられるものは、「ついにあなたの血肉になり、力になり、神様を愛することができる元素として私が吸収されます。このような驚くべきことに感謝します」と言い、早く口に入っていこうと考えるのです。
牛肉を食べても、「この牛肉は、子牛のときから母親が愛し、主人が愛して育てて、ここまで来た愛の結実なのだ」と考えなければなりません。そのようにすれば、食べるものすべてが薬になるのです。……
すべての食べ物にこのように対すれば、すべての食べ物が歓迎するのです。
(光言社刊『天運を呼ぶ生活』76〜77ページ)
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このような内容が盛りだくさんの『祝福家庭』を、是非一度手にとってみてください。
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