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天一国主人に育む「神様コーチング」23
「成長コーチング」の第6、第7ステップ

ナビゲーター:阿部 美樹

6ステップ「構想理想・喜び」
 第5ステップで、ゴールに向けて3歩で進んでいくイメージをつくりました。
 ゴールにたどり着いた状況を確認します。

 3歩進んでみて達成率を聞くと、「100%です」と答える人や「120%です」と答える人がいますが、それは出発時の願いどおり、もしくはそれ以上の満足感を得たということでしょう。

 一方、「90%です」と答える人もいます。そのときは、「100%まで進みたいですか? それとも今日は90%でもよいでしょうか?」と聞きます。
 100%まで行きたいというのであれば、さらに100%に至るまで進めていきます。

 90%でもよいという場合は、「残りの10%はどのように感じますか?」と確認しますが、「10%足りなかった」ということよりも「90%達成した」ということに焦点を合わせてまとめていきます。

 3歩目のゴールに到達した時の質問例を紹介いたします。

質問:
 「ゴールにたどり着いたら、どんな変化がありますか?」(形状)

 「その変化を見てどんな気持ちになりますか?」(性相)

 「その姿に対して神様はどのようなメッセージを下さるでしょうか?」(天の目・声)

 ここで大切なことは、ゴールに到達する達成感・喜びを味わうことです。
 そして背後で見つめる神様を喜ばせる「孝情」をささげることです。

 聖書に「信仰とは、望んでいる事がらを確信し、まだ見ていない事実を確認することである」(へブル人の手紙 第111節)という聖句があります。

 第5、第6ステップは、まさに「望んでいる事がらを確信」するプロセスになります。

 「望んでいる事がら」とは、私が望み、神様も望まれる「ビジョン」であり、それを成し遂げる姿を明確に言葉と五感を使ってイメージすることです。

 まるでアスリートが本番の前に最大の能力を発揮して成功する、勝利するイメージを描くのと同じです。

 統一思想においては、神様の創造は「二段構造」であると説明されています。
 それは、「内的創造(内的発展的四位基台)」と「外的創造(外的発展的四位基台)」のことです。
 まさに、「性相は形状になる」ということです。

 例えば作ったことのない料理も、「レシピの完成(内的創造)」という構想理想が実現し、調理人が道具と具材と時間を持ってすれば、「料理の完成(外的完成)」が成せることです。

7ステップ「振り返り・意志確認」
 最後のまとめの部分になります。

 相談全体の振り返り、出発の意志確認をします。そして外的実践の第1歩を確認し、最後には内的に成し遂げたことに対する感謝祈祷をささげてもらい締めくくります。

 質問は以下のようになります。

質問:
 「今日の相談はここまででも大丈夫ですか?」(全体確認)

 相談者が内的に整理され、満足感を感じているかを確認します。
 返答が遅かったり、何かちゅうちょしたりする姿がある場合は、「さらに何かありますか?」「気になることがありますか?」などの質問で引き出します。

 「この相談全体を通して、何を感じましたか?」(振り返り)

 「先ほどの、コーチングで感じたことを土台に、今後はどのような動機で歩みますか? その気持ちを一言でまとめると、どんな言葉になりますか?」(意志確認)

 この部分が大切になります。
 動機に働かれる神様ですから、どんな心を持って出発するかを明確にします。

 その前に聴いた「振り返り」の気付きを土台に一言の言葉にしてまとめます。

 「構想理想を実体化するための第1歩として何を実践しますか?」(外的実践)

 「それでは神様に感謝祈祷をしていただけますか?」(感謝祈祷)

 最後に、相談を受けた相談者が祈祷をささげます。
 コーチングを行った相談員は神様の通過体となって神様と相談者をつないだ存在です。
 ですから、神とわれの関係で祈りを持って締めくくります。
 相談員が、祝祷をしてあげればさらに良いことです。

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