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制作の舞台裏から 62
原理を学ぶ動機付けとなる北谷真雄氏の「霊界の真実」シリーズ

 暑い季節になったが、霊(霊界)の話というのは納涼のためにするものではない。

 北谷真雄(さだお)氏が語る「霊界の真実」シリーズは、確かに恐ろしく怖い話も少なくないが、その本質は統一原理と真の父母様の価値を高める内容である。

 それは北谷氏の中に、神と霊界を証しし、原理とメシヤの価値を伝えたいという、“生涯原理講師”としての強い自覚と信念があるからだ。

 だから北谷氏の体験談や講話は、ある種の臨場感と共に、観念的だった原理への理解をより実感的に深めてくれるものとなる。体験から来る確信は堅固だ。北谷氏の話はぶれることがない。

 「私」という個性体はどこまでも復帰摂理歴史の所産である。したがって、「私」はこの歴史が要求する目的を成就しなければならない「私」なのである。…復帰摂理歴史が長い期間を通じて、縦的に要求してきた蕩減条件を、「私」自身を中心として、横的に立てなければならない。そうすることによって、初めて「私」は復帰摂理歴史が望む結実体として立つことができるのである。(『原理講論』287288ページ)

 北谷氏の話には、アマテラスやスサノオノミコト、オオクニヌシといった『古事記』に描かれているような神々も多々登場する。
 北谷家のストーリーを聞いていると、神話はフィクションではなくなるのだ。現代に生きる私たち一人一人の存在はまさに復帰摂理歴史の所産であるという実感を湧き立たせてくれるのである。

 終末の日においても、ときが至れば、悪霊人たちまでも、各々同級の地上の悪人たちに再臨して、彼らがみ旨のためになるように協助することによって、結局、悠久なる時間を経過しながら、次第に創造目的を完成する方向へ統一されていくのである。(『原理講論』236ページ)

 北谷氏の話に、悪霊の存在は不可欠だが、これまた怖い話で終わるものではない。
 霊たちが地上の人間に働きかけるのも理由(原因)があるのだ。それは再臨復活現象である、というのが北谷氏の証しの核心だ。本質が分かれば、霊たちの行動は創造目的を完成するための方向に向かっているものなのだと納得できる。

 先日、「霊界の真実、再び」の収録以来、4カ月ぶりに北谷氏とお会いする機会があった。
 ビデオカメラこそ回ってはいなかったのだが、そこでも北谷氏はおよそ3時間にわたって熱弁を振るってくれた。

 筆者は第1弾以来、「北谷真雄が語る霊界の真実」シリーズの制作を担当してきた。北谷氏の話は何度も聞いてきた立場が、毎回悔い改めに導かれ、新しい発見や学びが与えられる。

 皆さまにおかれましても、一度だけの視聴にとどまらず、繰り返しご視聴いただければ、同シリーズは必ずや原理の理解の助けとなり、原理の生活化やみ言の実践を促してくれるものとなることだろう。

 「霊界の真実、再び」の中で、北谷氏は「蕩減条件生活」という言葉を繰り返し、天一国時代だからこそ、悪を善に変えていくための蕩減条件生活、心の在り方、人間関係における態度や行動の重要性を強調している。
 そこには神を中心とする善なる生き方を実現していくための秘訣(ひけつ)が語られているのだと、筆者は確信している。

 今回の「制作の舞台裏から」では、改めて北谷真雄氏の「霊界の真実」シリーズについて紹介した。

 北谷真雄氏の実姉、中山美紀子さんの「★アナザーストーリー★ 霊界の真実、もう一つの証言」も配信中である。
 北谷氏とインタビューシリーズや講話のビデオとセットで、繰り返しご覧いただきたい。

(則)


 番組のご視聴はこちらから(ログインが必要です)。

◆「北谷真雄が語る霊界の真実、再び」(全7回)

◆「★アナザーストーリー★霊界の真実、もう一つの証言」(全6回)

◆「死んだら分かるけど、分かったら遅い」(全9回)

◆「霊界はある。霊人たちはいつも共にいる」(全7回)

◆「北谷真雄氏が語る統一原理&証し」(全21回)


 書籍はこちらから。

◆『死んだらわかるけど、それでは遅い