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制作の舞台裏から 59
新世代の公職者

 先日、家庭連合の新入職員研修を取材して、新入職員にインタビューをした際に驚いたことがある。

 筆者が公職者(教会職員)だった頃とは考え方が違うというか、差を感じたのだ。これが、いわゆるジェネレーション・ギャップというものなのだろうか。

 桜が咲いていた4月初旬、千葉にある一心特別教育院で任職式(教会職員として任命される式)を終えた新入職員が研修を受け、現場に派遣される出発式に立ち会った。

 この出発式が終われば、そのまま現場に行くことが決まっている彼らの表情からは、期待と不安が入り混じる緊張が伝わってきた。

 今年の新入職員は68人。さまざまな背景の人がいたが、「トレーニー」と呼ばれる若年層の新入職員の数は、過去最多なのだという。

 事件後、政府やマスコミから相当な批判があり、社会からの視線が厳しい中でも最多の人数が集まるというのだから、やはりこの集団は、変な人が多いのかと思いきや、話を聞いてみるとそうでもないようだ。

 ある人はアニメ好きで、学生の頃はアニソン(アニメソング)のコンサートに行っていたという。いわゆるオタクだ。だが、それを隠すことなく、インタビューで率直に話してくれた。
 そんな彼は、人の命を生かすこと(伝道)が好きで公職の道を志したとも話してくれた。まさに新世代の公職者たちだと感じた。

 筆者もオタクの部類だったが、彼らの年代の頃はどこか後ろめたい思いを抱いて公言することはなかったし、教会で話そうものなら変な目で見られていたと想像に難くない。

 個人的な思い込みかもしれないが、ひと昔前の公職者は内心は不満を抱えつつも、外見的には無理をしていたように思うし、それが訓練だった。

 しかし、インタビューに答えてくれた新入職員たちのように、本心のままで教会にいられるようになったのは、社会の流れもあるが、教会の文化がだいぶ寛容になったからだと感じている。
 言い換えれば、教会の中でも“自分らしく”いられるようになったからだ。そして、公職者も世代を重ね変わってきたようだ。

 取材をしながら、彼らのように本心から奉仕し、食口(シック/家庭連合の教会員)に接する公職者ばかりになったらどのような教会になるのだろうかと思うとワクワクしてくる。
 新世代の公職者たちと共に私自身も変わっていきたい。

(N)


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