2024.05.02 22:00
男女の違いと夫婦の関係 26
アプリで読む光言社書籍シリーズとして「男女の違いと夫婦の関係」を毎週木曜日配信(予定)でお届けします。
あなたは知っていますか? 男性と女性の違い。同シリーズでは、男女の考え方の根本的違いを知り、夫婦がお互いを理解しあって、本当の「幸せ」をつかむためのキーポイントをお伝えします!
松本 雄司・著
第二章 男と女の違いと結婚生活
(4)対話に対する捉え方の違い
家の中の婦人警官
一方、女性も男性に対して配慮しないといけないことがあります。男性は外で闘って疲れて帰ってきます。家庭に癒しと安らぎを求めて帰ってくるのですから、まずはすべてを受け入れてリラックスさせてあげるという配慮が必要です。
例えば、こういうことがあります。ある家庭での夫の嘆きです。
彼は家に帰ると、上着を脱いで、ポンと置きます。すると、
「あなた、ちゃんとハンガーにかけて!」
と早速言われます。靴下を脱いでそこら辺に置いたら、
「あなた、洗濯物はお風呂場にちゃんと持っていって! 分かるでしょう。自分のことは自分でして。私もやることがあるんだから」
と言われます。カバンをポンと置いたら、
「またそんな所に置く! ちゃんと所定の所に置いて!」
さあ、そうなったらどうでしょう。家の中にまでうるさい婦人警官がいて、
「ピーッ、あなた、そこに置いちゃいけません!!」
と言われているようです。中には、
「3回目の違反だから、おこづかいを減らす!」
と、切符まで切る奥さんもいるそうです。
これは男から見たら、「もう勘弁してくれ!」という気持ちです。家の中にも安らぎの場、癒しの場が得られないことになります。
男の仕事の世界は、会社でも仕事先でも緊張感があります。失敗が許されない厳しい戦いの世界です。苦手な任務でも、嫌な上司でもじっと耐えていかなければなりません。相当のストレスが溜まります。そういう中で疲れて帰ってきた。
だからせめて家の中ではリラックスしたい、一切の飾りをなくして自分の地を出したいのです。くつろいでいるから、見方によってはだらしなく見えるかもしれません。
もちろん子供への教育を考えたら家の中でもきちっとしているのがいいのでしょうが、そのあたりは妻として配慮が必要です。
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次回は、「性生活における男女の違い」をお届けします。