2024.04.25 22:00
男女の違いと夫婦の関係 25
アプリで読む光言社書籍シリーズとして「男女の違いと夫婦の関係」を毎週木曜日配信(予定)でお届けします。
あなたは知っていますか? 男性と女性の違い。同シリーズでは、男女の考え方の根本的違いを知り、夫婦がお互いを理解しあって、本当の「幸せ」をつかむためのキーポイントをお伝えします!
松本 雄司・著
第二章 男と女の違いと結婚生活
(4)対話に対する捉え方の違い
話して共感を得たい女性
しかし女性が実際に求めているのはそういう対話ではなくて、優しい言葉とか何かもっと情的な言葉をかけてほしいのです。女性のほうは夫と会話するのは、夫との「関係を維持したい」からです。会話はその手段だと考えています。
だから外で疲れて帰ってきた夫であったとしても、話したいこと、聞いてほしいことが山ほどありますから、部屋から部屋について回りながら話をします。
私もここ数年間、単身赴任状態でした。家族は大分、私は東京に住んでいましたので、帰るのは月に一回くらいです。
そうすると、当然、妻は聞いてほしいこと、話したいことが溜まっています。だから家事をやりながらでも、あるいは車の中に入ってもずっと話をします。
夜になってこっちは疲れて意識もうろう、横になって目をつぶっていても、そばに座って、「かくかくしかじか……なんだけど、どうかしら?……ねえ、聞いてるの?」と言うのです。そのくらい聞いてほしいことがたくさんあるのです。
もちろん用件もたくさんありますが、こうやって話を聞いてもらうことによって、理解や共感が欲しいのでしょう。
妻は、きょう一日を過ごして、いろいろ感じたことを夫に話して、夫に共感してもらいたいのです。楽しかった、嬉しかった、悲しかった、悔しかった、そういった気持ちを理解してもらうことを妻は求めます。
そのことを男性はある程度理解していないと、時々、「うるさい! おれは疲れてるんだ」と大きな声を出して怒ります。そうすると、パチッと拒否されるわけですから、女性は傷つきストレスが溜まってくるのです。そういうことから機嫌が悪くなったりします。
男性はそういう時の女性の心理は知っておかないとうまくいきません。
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次回は、「家の中の婦人警官」をお届けします。