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男女の違いと夫婦の関係 23

 アプリで読む光言社書籍シリーズとして「男女の違いと夫婦の関係」を毎週木曜日配信(予定)でお届けします。
 あなたは知っていますか? 男性と女性の違い。同シリーズでは、男女の考え方の根本的違いを知り、夫婦がお互いを理解しあって、本当の「幸せ」をつかむためのキーポイントをお伝えします!

松本 雄司・著

(光言社・刊『男女の違いと夫婦の関係-ほめられたい夫 愛されたい妻-』〈2019年3月30日第4版発行〉より)

第二章 男と女の違いと結婚生活

1 男女の生理的・心理的違い

3)男女の性向(気質)の違い

 性向という点では、男は攻撃的で成功指向型です。男は仕事上の目標を持って、それを成功させることに対してものすごい情熱を燃やす傾向があります。
 それに対して、女性は情緒的で、事業自体の成功とか目標達成ということよりも、上司や同僚との関係とか、夫との関係をよく保とうとする関係指向型です。

 男は相手が自然であれ人間であれ、対象をコントロールしようとする支配欲、主管欲がとても強いのが特徴です。
 女性は自然に対しても人間に対しても、詩的なアプローチをし、ロマンチックな関係を持とうとします。

 性格的には、客観的に物を見ようとする男性と、具体的、直感的に物事を捉える女性との違いに気がつきます。
 そして男性は論理的、女性は直感的です。

 それから、男女の考え方の違いがあります。
 男性は仕事に頑張って目標を達成することが妻子への愛だと考えます。自分が係長よりも課長、部長、専務……そうなっていくことに全力を投入します。男はそういう目標を追求することに生き甲斐を感じ、何かに成功することによって妻子が喜んでくれると無意識のうちに思っているのです。
 だから仕事に打ち込んで、成功しようと追っていくのです。小さいことにはあまり神経を使わないで、大きいことだけ処理しようとします。

 ところが女性は夫の仕事の成功よりも、「夫との関係」を重視しています。
 だから夫が課長から部長へ、部長から重役になった。そのこと自体は嬉しいけれども、その結果多忙になって、自分の話を聞いてくれなくなった、ほとんど一緒にいる時間もなくなった、という場合には女性は少しも喜びません。
 だから女性は「関係性」のほうに関心があるのです。ここが違うところです。女性はお互いの人間関係を損なわないようにといつも意識しています。

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 次回は、「用件があるから話す男性」をお届けします。

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