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スマホで立ち読み Vol.29
『韓鶴子総裁御言選集 1』10

天の父母様聖会 世界平和統一家庭連合/編

(光言社・刊『韓鶴子総裁御言選集 1』〈2023521日初版発行〉より)

 スマホで立ち読み第29弾、『韓鶴子総裁御言選集 1』を毎週水曜日(予定)にお届けします。
 日本や日本人食口(シック/家庭連合の教会員)に向けて語られたこれらのみ言は、私たちが真のお母様のご心情と一つになり、より一層み旨を推し進められるように導いてくれます。

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6 私たちはどんなことでもできます

1983313
日本・東京、松濤本部

*来日歓迎式で語られたみ言(ことば)。
真のお父様がアメリカ政府から脱税の嫌疑をかけられていた深刻なとき、真のお母様は日本の教会員を激励するために来日された。

サタンと法廷闘争をされるお父様

 サタンは私たちに余裕を与えません。今回アメリカであった裁判を、皆さんは詳しく知っておられるでしょう。必ず天が勝利を収められることを私たちは知っています。しかしその過程においてお父様は、陰に陽にとても疲れていらっしゃいます。言葉には出されませんけれども、内的には血のにじむような闘いをしていらっしゃるのです。その激しい闘いの中で成し遂げられたアメリカでの多くの仕事は、皆さんもよく知っておられることでしょう。「ワシントン・タイムズ」の創刊や二度にわたる巨大な祝福の行事など、ほかにも量り知れないほど多くのことをなさいました。

 最近、「ニューヨーク・タイムズ」がホンジュラスのカウサ活動について報道したことがあります。その記事では、カウサ活動は文(ムン)牧師が後援している団体だと報道しました。この世の人々は、理解ができないでしょう。南米や中米はもちろん、アフリカに至るまで、世界137カ国に宣教師を派遣しており、そこでみ言の炎が燃え上がっています。

 私がなぜこのようなことをお話しするのかといえば、子女が物心つく時分には、もうその父母は年老いてしまっているではないか、と考えるからです。

 今まで私は、み旨に従ってお父様に侍(はべ)りながら、お父様を誰よりも観察してきました。復帰の恨(ハン)多い歴史が、ともすると後退するか、複雑にもつれやすい時点で、お父様は何とかして歴史をお一人で正していこうと、心身を投じられたことが多くあります。しかし今、それをお話しする時間はありません。

 特別に天が私を祝福してくださり、本当に誇らしい14人の息子と娘を与えてくださったことに対して、心から深く天の前に感謝を捧げたいと思います。感謝する生活の中でも切ないことは、お父様がみ旨のために心を砕き、苦労される姿です。お父様はよく「私は既にいつでも死ぬ準備ができている」とおっしゃいます。そのような言葉を聞くたびに、私は、何でもないことのように聞き流してしまうことができません。

 歴史的、摂理的にエバの使命が与えられた日本、特に今日の日本の幹部である中心メンバーが集ったこの場で、母として私はお願いしたいのです。私たちの誇りがあるとしても、私たちの喜びがあるとしても、そして私たちの幸福があるとしても、かけがえのないお父様なくしては、それらが意味のないものになるのです。

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 次回は、「祝福家庭の願いは地上天国」をお届けします。



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