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私の心の中にいる神様 204
ぽっと浮かんだ、愛したい思い

 良心との対話で、ワクワク感が止まらない!
 毎週土曜日に配信予定です。

ぽっと浮かんだ、愛したい思い

(男性 20代)

 「喜んでみ旨を歩むことがなかなかできない」というのが、私の常なる課題です。
 どうしたらいいかなと考えて実践もしてきたのですが、なかなか答えが見つからずにいました。

 特に伝道に対しては「やらねばならない」という思いはあるけれど、やりたいかと言われると、進んでやれはしないという状態でした。

 伝道に向き合うと、「きっとまた否定されるんだろうな」とすぐに妄想してしまい、信じる気持ちというよりは、愛することへの恐れが湧いてくるのです。

 自己牧会プログラムを学びながら、「この嫌な気持ちはどこから来ますか」と心に尋ねてみると、親との関係で築かれてきたものかもしれないと感じました。

 人に向かい合うだけで、親から叱られて嫌な思いをした、その記憶と感覚が今に投影されて、恐れが自動的に湧いてくるということが分かってきました。
 今はまだ何も恐いことは起きていないのに、そういう妄想にがんじがらめになってしまっていたのです。

 妄想に囚(とら)われなくなるには、「自覚を取り戻す」ワークが良いとのアドバイスを受けたので、実践を始めました。
 意識を「今ここ」に置いてみると、雨の音、電車の音、人の会話…そういう「今ここ」に流れている音が浮かび上がるように聞こえてきました。

 これまでは思考に囚われて、周りのことに何も気付けていなかったことが分かりました。
 そこには誰も自分を責める人はいない、恐れるものもない、ああ平安があるなということを感じた時、ぽっと「愛したい」という思いが与えられました。

 その思いに従って歩み出してみると、実際に否定的な現象はあるのですが、さほど気にならず、愛したい思いの炎を心の内にともしたままで進むことができたのです。

 良心の声を感じていくというのはこういうことなんだと実感し、喜んで歩むという新しい人生を出発できた感覚がしました。

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 次回は、「神様と共に暮らす」をお届けします。


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