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スマホで立ち読み Vol.28
『拉致監禁』36

世界平和統一家庭連合 総務局/編

(光言社・『拉致監禁: 家庭連合(旧統一教会)に反対する人々』〈Kindle版〉より)

 スマホで立ち読み第28弾、『拉致監禁』を毎日朝5時にお届けします。
 本書は現在の報道の背景を理解するとともに、拉致監禁の再発を防ぐために作成された一冊です。ぜひお読みください。

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第二章 痛哭と絶望を超えて

逆境を超えて得た親子の絆④

逆境を超えて得た親子の絆

 そういうことが1990年にありましたが、それ以降、私がずっと意思を曲げないものですから、父も母も諦めて、19928月に結納し、11月に披露宴を行って、籍を入れました。

 今でもマスコミの攻撃が激しくありますが、「親戚は理解できないかもしれない。しかし、おまえと私は親子である。最後には、親は子を信じるものだ」と言ってくれ、無事に入籍を済ませることができました。

 私は監禁から脱出した後に、親が大金を支払い、反対牧師を使って私を監禁したという事実を知りました。そのことが私の心を深く傷つけましたが、私の場合、み旨を歩む中で、その傷が消えていったのです。

 いろいろな責任分担を歩ませていただきましたが、一番大きかったのは、伝道対象者をみ言(ことば)で教育する責任を任せられて、歩んだことでした。「一番、血の近い人を愛したいのに、愛することができないのならば、私から遠い人をまず愛していこう。私が担当するすべての人を天につなげていきます」と決意し、わずか1年間でしたが、ほとんどの伝道対象者を天につなげることができました。

 しかし、あるゲストと重要な話をする日が、主体者が私の両親と会う約束の日と重なってしまったことがありました。主体者からは、私にも一緒に来てほしいと言われましたが、「ゲストの永遠の命が大切だ」と思って、私は帰りませんでした。

 今思えば、これが私の越えるべき最後の試練だったように思います。ゲストとの話が終わるのと同時に、主体者から、私の両親が受け入れてくれたという連絡が入りました。

 また、当時、反対牧師問題を担当する人から、監禁場所で、真のお父様の写真を出された場合、それを踏んでもいいから、とにかく監禁から脱出するようにという指導がありました。しかし、これは私が監禁される前のことでしたが、監禁から脱出してきた兄弟姉妹の中に、その「踏み絵」を踏んだために傷ついている人がいました。監禁から脱出するために、本心からしたのではないにせよ、真のお父様を形式的にでも否定したことで、深く傷ついてしまう人がいたのです。

 だからこそ、私は、もしそのような状況になった場合、お父様の写真を踏まずに出てくるんだと心に決めていました。信仰を曲げることなく、監禁から出てくることができたのは、私にとって幸運でした。もしも踏んでしまったら、きっと私の良心が許さなかったと思います。

 私の監禁には、八代教会の中島牧師、鹿児島教会の布田牧師など、4人の牧師が来て、一日8時間ほど説得を受けました。しかし、私がどうしても変わらないということで、6月には村上密(ひそか)牧師が来る予定でした。私はちょうどその前に抜け出すことができ、助かったのでした。

 1カ月の間、いろいろな啓示を受け、出てきた後で、その月の機関誌「ファミリー」を読みました。するとそこに、私が1カ月間、啓示を受けた内容がすべて書いてあったのです。それを見ながら、「真のお父様のみ言が神様のみ言である」と、初めて悟らせていただきました。

 これからも信仰を最後まで全うして頑張りたいと思います。

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 「スマホで立ち読み」での連載は、今回が最終回となります。ご愛読ありがとうございます。続きは、ぜひ書籍でご覧ください。



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