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スマホで立ち読み Vol.28
『拉致監禁』7

世界平和統一家庭連合 総務局/編

(光言社・『拉致監禁: 家庭連合(旧統一教会)に反対する人々』〈Kindle版〉より)

 スマホで立ち読み第28弾、『拉致監禁』を毎日朝5時にお届けします。
 本書は現在の報道の背景を理解するとともに、拉致監禁の再発を防ぐために作成された一冊です。ぜひお読みください。

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第一章 家庭連合に反対する人々

家庭連合に反対する人々に関するQ&A

Q4
 日本共産党は、家庭連合(旧統一教会)および国際勝共連合に対して敵意をむき出しにし、目の敵にしていますが、そこに至るまでに、どのような攻防の歴史があったのでしょうか?

A
 家庭連合および国際勝共連合を壊滅させることは、左翼勢力の目標となっています。前述したように、19786月、日本共産党の宮本顕治委員長(当時)は、家庭連合の友好団体・国際勝共連合に対し、「勝共連合退治の先頭に立つ」(「赤旗」)と宣戦布告しますが、実際には68年から78年までの10年間にも、勝共連合と共産党の間で、さまざまな攻防がありました。

 日本の共産化の危機は、終戦以降、何度かあったと言われます。特に60年、70年安保闘争の頃は、学生や青年層に左翼勢力が浸透し、共産主義革命が実現しそうな勢いがありました。

 この日本の危機的状況を打破しようと、68年に創設された国際勝共連合は、国内で勝共運動を推進しました。会員らは主要都市の駅前や街頭にくり出し、共産主義の間違いを訴え、啓蒙(けいもう)活動を展開していったのです。そして709月、日本武道館で2万数千人を集めて「WACL(世界反共連盟)世界大会」を開催し、大成功を収めました。

 また、724月、宮本委員長に12項目の「公開質問状」を送付しました。しかし返答がないため、66日、日本共産党本部に行って、「公開討論会に応ぜよ」と要望書を手渡し、渋谷と新宿の駅頭で街頭討論会を準備して待ちました。しかし、日本共産党は無視し続けたのです。

 622日には、毎日テレビ放送(現在のテレビ東京)が「ドキュメント・トーク」という番組で、共産党と公開討論をやってほしいと要望してきました。勝共連合はそれに応じますが、共産党がこれを拒否したため、結局、番組は流れてしまったのです。

 そればかりか、勝共連合が共産党員の必読教科書『共産主義読本』を批判すると、共産党は批判された箇所の書き換えや削除をし、出版し直しました。なおも批判を続けると『共産主義読本』を絶版にして、共産党は理論戦で完全に敗北したことを自らの手で証明する結果となったのです。

 以上の経緯から、共産党は783月、『原理運動と勝共連合』を出版し、「日本の民主勢力は彼らを、理論的にも、実践的にも追いつめ、その活動の余地が存在しえないように追及していかなければならない」(131ページ)と訴えるまでに至ったのです。その翌月、京都府知事選挙で共産党が敗北しました。勝共連合によって、28年間にわたって支配してきた京都府政が倒れたため、宮本氏は「勝共連合退治」を呼びかけ、躍起になって乗り出したのです。

 これらの反対派の人々にとっては、霊感商法問題は積極的に報道し、社会問題化すべきものですが、家庭連合信者に対する拉致監禁による強制脱会事件は、徹底して隠蔽(いんペい)して、取り上げる必要のないものなのです。

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 次回は、「『全国弁連』設立の背景とは」をお届けします。



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