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【テキスト版】
ほぼ5分でわかる人生相談Q&A
幸せな人生の極意!

第153回 美しい自然界は進化論で説明ができるのでしょうか?

ナビゲーター:阿部美樹

(動画版『ほぼ5分でわかる人生相談Q&A』より)

 皆さん、こんにちは!

 今回は「美しい自然界は進化論で説明できるのでしょうか?」という質問に対してお答えします。

 皆さんが住んでいる家にはさまざまな物があることでしょう。それらは全て「目的」に基づいてつくられたものです。

 冷蔵庫は食品を入れて保存するためであり、お風呂は入浴するためであり、洗濯機は服を洗うためであるように、全て人間が目的を立ててつくったものです。

 では、家の外にあるものはどうでしょうか。花や木、チョウや昆虫、犬や猫などは誰が何のためにつくったのでしょうか。

 進化論によれば、生物界は生存に適したものが生き残るという「適者生存」、繁殖力の強いものが生き残るという「弱肉強食」の世界であると説きます。

 進化論では、生物は目的を持って生存しているわけではなく、定められた方向性もなく、「闘争によって発展した」「自然発生した」と説きます。

 しかし、美しい草花、おいしい果物、愛らしい動物たちは目的もなく自然発生したのでしょうか。

 例えば、リンゴの木は目的もなく自然発生したのではありません。
 リンゴの種はリンゴの木になり、リンゴの実を実らせるという目的と方向性を持っており、種は芽を出して成長します。
 つまりリンゴの種の中には、DNAの遺伝暗号として、設計図が組み込まれています。

 また、飛び回るチョウたちは、まるでファッションショーのようにきらびやかに舞っています。

 しかし進化論でいう生存競争から考えれば、敵に襲われないように目立たないようにしなければならず、ファッションショーなどをする余裕はないはずです。
 チョウは美しい模様の羽を持っていますが、4枚の羽で一つのデザインをつくりだしています。

 チョウが止まって羽を広げる時に、ぴったり合うようになっていて、隠れた部分には模様がなく、白紙になっています。
 この美しさは偶然にできたものでしょうか。まるで人間を喜ばせる目的で誰かがつくったようにも見えます。

 美しく咲く花々は何のために色鮮やかに咲くのでしょうか。
 進化論者は、花は生存のために、昆虫を引き付けて花粉を運んでもらうために咲いていると言います。しかし、昆虫たちはほとんど色を見分けることはできません。

 昆虫たちが引き寄せられるのは花の匂いです。花を見てきれいだと感動するのは人間だけです。花は、その価値を認識できる人間を楽しませてくれるために咲いているかのようです。
 このような美しさは「弱肉強食」の観点からは説明ができないのです。

 夏になると大量の汗を流すので水分補給が必要になります。
 その時、好まれるのがスイカです。スイカは大きな果実の中に大量の水分を蓄えていますが、スイカにとってそれほど大量の水分が必要ではありません。

 果肉の赤い色や甘い味も、スイカにとっては必要ないものです。
 まるで、人間を楽しませるためにつくられたようなスイカの特徴を進化論では説明することはできません。

 進化論では「自然発生」といいますが、見事な調和と緻密なバランスを持った自然界が、原因・動機・目的・方向性がなく発生することができるのでしょうか。

 何事も動機や原因が最初にあり、さらに方向性があります。その方向に行けば目的という終着点があるべきです。

 このように、自然の美しさや調和は進化論では説明することができません。

 宇宙はビッグバンから始まったといいますが、その背後には神の言葉、すなわち設計図があったのでしょう。

 地球上に人間が存在できるように、宇宙のあらゆる物理法則が見事に調和されているのです。
 つまり、宇宙は人間の生活の舞台であるという目的と方向性を持って今日まで発展してきたのです。


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