https://www.kogensha.jp/shop/detail.php?id=4161

【テキスト版】
ほぼ5分でわかる人生相談Q&A
幸せな人生の極意!

第152回 進化論と創造論はどのような違いがありますか?

ナビゲーター:阿部美樹

(動画版『ほぼ5分でわかる人生相談Q&A』より)

 皆さん、こんにちは!

 今回は「進化論と創造論はどのような違いがありますか?」という質問に対してお答えします。

 1859年にチャールズ・ダーウィンが『種の起源』を発表し、キリスト教の創造論を否定したのです。
 ダーウィンは、「生物および人間は弱肉強食の生存競争を通じて進化したものである」と主張しました。

 この考え方は、マルクスの共産主義思想と相まって、共産主義を発展させる土台になりました。

 その後、「有神論と無神論」「唯心論と唯物論」「右翼と左翼」という哲学世界の二大潮流を形成し、世界に大きな闘争と混乱を招きました。

 進化論はギリシャ的文化であるヘレニズムに由来する人本主義です。

 一方、ユダヤ・キリスト教文化であるヘブライズムに由来するのが神本主義です。

 今日、人本主義と神本主義が最終的な闘いを繰り広げています。

 人本主義思想は、「強者が勝つ」「弱肉強食」という力の哲学であり、後に「闘争して発展する」という共産主義理論が出てくるようになりました。

 ですから、世界のキリスト教社会において無神論が横行し、倫理・道徳の崩壊が著しくなりました。

 例えば、米国は国会が開院される時、祈祷から始めます。大統領が就任宣誓をする時、聖書の上に手を置いて神様の前に誓い、聖職者の祝祷を受ける国です。

 しかし今では、公立学校では公式的に祈祷を禁じたり、創造論より進化論を教育したりしています。
 家庭の神聖さをことごとく破壊し、5割近い離婚率となるなど、道徳的に衰亡の一途をたどっています。

 歴史を通して「精神が先か」「物質が先か」という問題で闘ってきました。
 共産世界では「物質が第一であり、物質が最初である」といい、民主世界では「意識が先だ」といいます。

 さらには、民主世界においても神や宗教に対して無関心になり、信仰することに消極的になる傾向があります。
 真理や愛を中心とした「宗教的な思考」よりも、利害や損得を合理的に考える「科学的な思考」に偏りやすい現状となっています。

 神が願う理想世界を実現するためには、進化論と闘って克服しなければなりません。

 しかしキリスト教をはじめ、従来のいかなる宗教も、いかなる思想も、ダーウィンの進化論に対して無力でした。

 それは科学時代の今日、科学的な装いをしている進化論に対して、科学的な観点から進化論の誤りを指摘し、神の創造を論証できなかったからです。

 進化論を克服できるのは文鮮明(ムン・ソンミョン)総裁が提唱した「統一思想」だけです。
 科学的な観点から進化論を克服することにより、宗教と科学が思想を媒介として一つになります。

 文鮮明総裁は次のように語っています。

 「科学は結果的な世界を探る論理であり、宗教は心情に通じる分野であり、思想は今までの文化史を中心とした論理です。

 この三つの系統が伝わってくるのですが、これがすべて別々になっています。
 宗教は宗教なりに、科学は科学なりに、思想は思想なりにすべて別になっているというのです。

 神様はお一人であるため、これを互いに分けておくことはできないというのです。
 『終わりの日』になれば、神様を中心として宗教と科学と思想が一つにならなければなりません」(天一国経典『天聖經』638ページ

 このように、一つの思想体系、すなわち「統一思想」を中心として、宗教と科学と思想が最高の頂点の位置において連結されることにより、高度に発達した科学時代の今日、神の願いである理想世界の実現に向かっていくのです。


【「ほぼ5人生相談Q&A」~質問・相談はコチラまで!】