2023.09.04 05:00
シリーズ中級講座 35
夜の神様、昼の神様<1>
世界家庭誌で2021年11月号から2022年12月号までの期間に掲載された「中級講座シリーズ」の内容を、「シリーズ中級講座」のタイトルで毎日朝5時にお届けすることになりました。信仰生活の向上、毎日のみ言学習にお役立てください。
伝道教育局副局長
入山 聖基
2021年11月号から始まった「中級講座シリーズ」は、これまで、「統一思想入門講座」「救援摂理史の原理観(血統転換の摂理史)」「伝道学」「礼典学」「家庭盟誓(カヂョンメンセ)」を取り上げ、今回をもって修了となります。
「中級講座」のメインは、「真の父母様の生涯路程」を学ぶことです。しかし、諸事情により、本誌で文章化することはできませんでした。いずれ時を得て、チャレンジしたいと思います。なお、その内容については、小畑守男・千葉中央修練所所長の講義映像があるので、関心のある方は、ご視聴ください(詳細は所属教会のスタッフにお問い合わせください)。さらに多くの皆様が、中級講座で学び、天の恵みがあふれる「生涯信仰の道」を歩めるよう願っています。
今は、全ての教会員が信仰の原点に立ち返り、“私の神様”をもう一度しっかりとつかんで再出発する時だと思います。そこで今回は、中級講座の一般的なプログラムには入っていない講座「夜の神様、昼の神様」を番外編としてお届けし、本シリーズを締めくくりたいと思います。
長い間、ご愛読いただき、ありがとうございました。
“私の神様”
私たちの信仰生活は、神様との出会いから始まります。真の父母様は「統一原理」を解明し、堕落した人間の立場では決して見ることのできなかった神様の姿を、誰もが知ることができるように明らかにしてくださいました。その姿は、さまざまに表現されます。「創造(原理)の神」「心情の神」「真の愛の神」「父母なる神」「悲しみの神」「復帰の神」「沈黙の神」……。それゆえ、神様との出会い方も一様ではありません。
「神様を知る」ということは、一面的、一時的になされるものではありません。私たちの生涯でさまざまな経験を経ながら、広くて深い神様の心情に触れることを通して、その世界は豊かに彩られていくと言えるでしょう。
私は牧会者として多くの食口(シック)と接してきました。そこで知ったことは、信仰を持つ人々は皆、心の中に“私の神様”を抱いているということです。これから新しく伝道される人や、二世・三世の皆さんにとっても、“私の神様”との出会いが、信仰の原点になることは間違いありません。統一原理をはじめとする貴いみ言と聖なる実体によって、神様と出会わせてくださった真の父母様に深く感謝いたします。
それでは、真のお父様が晩年に語られた「夜の神様、昼の神様」に関するみ言を基に、「神観」を確認していきましょう。
(続く)