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シリーズ中級講座 31
家庭盟誓<8>

 世界家庭誌で2021年11月号から2022年12月号までの期間に掲載された「中級講座シリーズ」の内容を、「シリーズ中級講座」のタイトルで毎日朝5時にお届けすることになりました。信仰生活の向上、毎日のみ言学習にお役立てください。

伝道教育局副局長
入山 聖基

家庭盟誓 5
 「天一国(てんいちこく)主人、私たちの家庭は、真の愛を中心として、毎日、主体的天上世界と対象的地上世界の統一に向かい、前進的発展を促進化することをお誓い致します」

①主体的天上世界と対象的地上世界の統一
 「どこが主体でありプラスかといえば、霊界です。心が体に対して主体的立場であり、プラスであるのと同じです。体は地上界を代表し、心は霊界を代表します。心はプラスと同じであり、体はマイナスと同じです。

 ですから、主体的な心を忘れる生活、心の世界を忘れる生活をすれば、地獄に行くようになっているのです。体が心を打っていた人生から、今からは心が体を打って屈伏させる人生を営まなければならない時だというのです」(『平和経』335ページ)

 「主体的天上世界」とは、すなわち霊界であり、「対象的地上世界」は地上界です。人間は堕落することで神や霊界が分からなくなった結果、主体と対象が逆転した生活をしています。神と霊界を忘れた人生では、永遠の愛の価値を知ることはできないでしょう。それゆえ、私たちの信仰生活は、神と霊界を明確な主体とし、地上界を対象にしているのです。

②前進的発展を促進化する
 「促進化、すなわち早く、早く、もっと早くするということです。停止してはいけません。停止すれば、すぐに落ちるのです。地獄と通じ、死亡と通じます。停止は下って地獄と通じ、促進は発展と通じるのです。寝てばかりいて怠け、食べて楽しむ、そのようなことは容認されません。一生は短いので忙しいのです。休まずに走りなさいというのです。先生のように、寝ることもせずに走りなさいというのです」(同、335ページ)

 人生の目的と天の摂理を知った私たちの信仰生活は、前向き、建設的、一途であるべきです。