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シリーズ中級講座 23
礼典学<4>

 世界家庭誌で2021年11月号から2022年12月号までの期間に掲載された「中級講座シリーズ」の内容を、「シリーズ中級講座」のタイトルで毎日朝5時にお届けすることになりました。信仰生活の向上、毎日のみ言学習にお役立てください。

伝道教育局副局長
入山 聖基

(4)名節
「天と共に喜ぶ」

 名節は、真の父母様による勝利圏の宣布を記念して祝賀する家庭連合の祝いの日です。その日は、真の父母様を中心に大きな祭壇が準備され、教会を挙げて敬礼式が行われてきました。

①四大名節
 1960年に聖婚された真の父母様が、1967年までの七年路程を勝利していかれる中で宣布された、地上天国の礎石となる祝いの日が「四大名節」です。

 真の父母様のご聖婚によって、地上に人類の真の父母が顕現したことを記念する日が「真の父母の日」です。天暦31日が名節の日です。

 勝利した真の父母が立たれ、子女たち(人類)が祝福結婚を受け、サタンの血統圏から神の血統圏に転換され、重生される道が開かれました。それを記念する日が「真の子女の日」です。天暦101日が名節の日となります。

 真の家庭が確立され、万物が真の主人を得るようになったことを記念する日が「真の万物の日」です。天暦51日が名節の日です。

 真の父母様が七年路程を勝利されることで、1968年陽暦1月1日、神が地上に臨在できる基準が立ったことが宣布されました。それが、「神の日」です。2013210日(天暦1月1日)、「天の父母様の日」に改称され、天暦11日が名節の日となっています。

➁八大名節
 その後、天の摂理が進展し、真の父母様の勝利圏が拡大することで、さらに三つの名節が制定されました。先述した四大名節、真の父母様の「御聖誕日」と合わせて「八大名節」と呼びます。

 人類のメシヤ、真の父母であられる真のお父様は1920年、真のお母様は1943年にお生まれになりました。「御聖誕日」は共に天暦16日です。人類が心から感謝し、永遠に記憶すべき歴史的一日です。

 ソウル・オリンピックが閉幕した翌日、1988年陽暦103日、真の父母様は、内外のカイン・アベル(内的・真の子女と宣教師、外的・宣教師とオリンピック選手)を一体化させた基台の上で、世界的長子権を復帰され、神の国の出発の起点を宣布されました。その日が、「天宙統一国開天日」2004103日に「世界統一国開天日」から改称)です。陽暦103日でしたが、現在は天暦で祝われています。

 1991年陽暦71日は、縦横八段階の責任を果たし、天宙的な長子権、父母権、王権復帰の三権復帰の基準を立てられた真の父母様が、その勝利圏を祝福家庭に相続させる摂理の出発を宣布した日である「七・一節」(神様祝福永遠勝利宣布〈200071日に「神様祝福永遠宣布」から改称〉)です。陽暦71日でしたが、現在は天暦で祝賀しています。

 1997年天暦77777秒と、真のお父様の77歳、このように安息数の「7」が八つ重なった時点に合わせて制定されたのが、「七・八節」(天地父母天宙安息圏宣布)です。完成期の世界的祝福式である360万双祝福式の勝利の上に神の安息圏が確立され、神様が全権を行使できる時代を迎えたことを宣布した日です。天暦77日が名節の日になります。

 真の父母様は、誰よりも天の父母様を愛し、その子女の救いのために生涯を捧げてこられました。その愛の勝利の実績を、名節の祭壇を通して天に捧げてこられたのです。

 信仰生活は、天を喜ばせる生活です。天は、私たちが生活の中で愛の実績を立てることを願っておられます。一人一人が真の父母様の愛の勝利圏を相続し、名節を信仰生活の節目としながら、自らの家庭や地域社会に愛の実績を積み重ねていきましょう。

 ここに挙げた名節は、今は教会の行事として祝賀されていますが、いずれは全人類が祝う日となります。そうなってこそ、万民が天運の守護を受ける「神統一世界」になることでしょう。そのときまで、私たちは人類の代表として名節を守っていくという自覚を持ち、心を込めて迎えていきましょう。