2023.08.22 05:00
シリーズ中級講座 22
礼典学<3>
世界家庭誌で2021年11月号から2022年12月号までの期間に掲載された「中級講座シリーズ」の内容を、「シリーズ中級講座」のタイトルで毎日朝5時にお届けすることになりました。信仰生活の向上、毎日のみ言学習にお役立てください。
伝道教育局副局長
入山 聖基
(3)安侍日と敬礼式
「天と共に生活する」
信仰生活とは、天と共に生きるということです。それを「侍義生活」と言います。真のお父様は、天に侍る生活について、このように語っておられます。
「皆さんは、神様の事情を知らなければなりません。その事情を知って、その次には神様の心情を知らなければならず、『神様が私の父である』と考えなければなりません。『私』の父、私たちの父だというのです。
私たちが学び、聞き、侍る生活をするのは何のためでしょうか。それは、聖書に流れている神様の事情を知り、神様の心情を知るためです。傷を負い、蹂躙され、排斥され、引き裂かれながらこられたその神様が、私の父であることを知るためなのです」(天一国経典『天聖経』1166ページ)
神様と共に生活しながら、神様の事情を知るのです。そのようになれば、心情に通じます。子女は、親の心情や事情を尋ね求めながら成長していきます。復帰摂理は神様の事情ですが、そこには痛みが伴います。私たちが神様の痛みを知り、侍りながら生活するのは、神の子女として成長していくためなのです。
真の父母様は、天の父母様に侍る生活の規範として、安侍日と敬礼式の伝統を立ててくださいました。
①安侍日の制定
2004年4月19日、第45回「真の父母の日」に、真の父母様は「安侍日(安着侍義の日)」を宣布されました。
ユダヤ教やキリスト教は、週に一日の「安息日」を定め、礼拝や祭物の儀式などを捧げる伝統を信仰生活の要としてきました。今、私たちは、新しく定められた安侍日を守る生活をしています。
真の父母様は、天の一週間は「七日」ではなく、「八日」であると指導されました。月火水木金土日に加え、“天曜日”が入ったのです。したがって、安侍日は八日に一度、迎えるのです。既存のカレンダーでは、安侍日となる曜日が毎週一日ずつずれていくので、あらかじめ印を付けておき、心を込めて迎えるようにしましょう。
同年5月5日、真の父母様は「双合十勝日」を制定されました。この日が、第一回の安侍日です。それ以降、神様に侍る日として安侍日を大切に守るのが、家庭連合の伝統になっています。
➁敬礼式
安侍日には、家庭祭壇(家庭の礼拝所として設置された、真の父母様の尊影を中心とする祭壇)の前に家族が集い、朝5時から「敬礼式」を行います。敬礼を捧げ、家庭盟誓(カヂョンメンセ)を唱和し、祈祷を捧げ、み言の訓読をし、家族の交わりを持ちます。
③訓読会
「訓読会」とは、真の父母様が重視された、早朝集会における伝統です。声に出して真の父母様のみ言を拝読します。教会や家庭で励行されており、真のお父様は次のように教示しておられます。
「一つの家族三代が新しい一日を始めるに当たって、まず天のみ言を訓読し、新しい心で訓読の人生を実践する伝統を立てなさいというのです。霊界と肉界が同時に真の父母様に侍り、同じ天道のみ言を毎日訓読する世の中をつくろうということです。このようになれば、いくらサタンが皆様の血統に乗じて蠢動(しゅんどう)するとしても、訓読会の伝統の前では立つ場がなくなるのです」(「天地人真の父母定着実体み言宣布天宙大会」から)