https://www.kogensha.jp/shop/detail.php?id=4161

スマホで立ち読み Vol.24
『祝福結婚と原罪の清算』13

太田朝久・著

(光言社・『祝福結婚と原罪の清算』〈2005715日初版発行〉より)

 スマホで立ち読み第24弾、『祝福結婚と原罪の清算』を毎週火曜日(予定)にお届けします。
 ここでは第4章「原罪の清算」を紹介します。

---

第四章 原罪の清算

三、「聖酒式」による原罪の清算

「聖酒式」は、真の父母の勝利圏の上でなされる

 前項において、「聖酒式」を行うとき、聖酒を飲む順序にも、堕落の内容を蕩減(とうげん)復帰していく重要な意味が込められていることについて触れました。

 つまり、聖酒式とは、真(まこと)の父母様が立てられた勝利圏を背景に、それを相続するという特別な意味が込められているのです。すでに引用した御言(みことば)ですが、もう一度、確認しておきましょう。

 「聖酒式は、サタンの血統から神の血統へ転換するための儀式です。……エデンの園における悪を元返そうとしているのです。天使長は主人の位置に立つようになりました。

 しかし、今や、天使長は……降参して復帰された天使長となりました。彼はお母様へ杯を渡し、お母様は先生(真のアダム)へそれを手渡し、そして先生はあなたたち花嫁に手渡すのです。ゆえに、花嫁を通して、花婿は救われるのです。これが順序です。なぜなら、堕落はそのような経路で生じたからです。先生が女性に杯を渡すことによって、新しい天の愛が花嫁の位置に復帰されます。

 聖酒式に入る前に、一つのより重要な儀式(お父様が手を重ねて祈る)があるのです。……これは接ぎ木の儀式といってもよいほどです。……あなたたち(女性)は今、真の父母の木へ接ぎ木されるのです。……この女性が天の女性へと復帰され、天の女性が今度は堕落した天使長に、新しい生命を与えます。……ですから、実は、あなたたち花嫁は母親の役割を果たします。なぜなら、あなたたちは夫に新しい生命を与えるからです」(1979513日)

 「聖酒式は、堕落した行程と反対の方向にもって行かなければならない。堕落は天使長を通し、エバを通したのだから、復帰は、天的天使長の立場に立つ金(キム)協会長から始まる。生まれ変わるには、自分が母の懐(ふところ)に帰ったというような、復帰された母がいなければならない。それが崔元福(チェ・ウォンボク)先生である。……母は、堕落から復帰された母、堕落しない立場の母、そういうような二人の腹の中に再び元返しするような条件を立て……愛を中心にして復帰しなければならない」(19701010日)

 「聖酒」は、【図4】にあるように、

① ①’復帰された天使長、
② 復帰された母(エバ)、
③ 真のお母様(新婦)、
④ 真のお父様(真のアダム)

 の順序で手渡されますが、それは、堕落の内容を元に返すことを意味しており、その順序は、真の父母様の勝利圏を礼式化したものです。


▲①の天使長から、②さらに③のエバに渡されるとき、エバは天使長に対する主管性を復帰し、天使長は本然の復帰された天使長の位置①’に戻って、左(サタン側)から右(神側)へ転換される(①と①は同一人物であり、は別人物)
画像をタップすると拡大してご覧になれます

 すなわち、まず、①天使長型の男性が、②の復帰されたエバに「聖酒」を手渡し、③の新婦に手渡すのは、堕落して罪責(罪の責任)をもつようになったエバが、真のアダムを中心に罪責を清算し、天使長に対する主管性を復帰して、さらに、その②の復帰エバが、③の「新婦」に侍って、「新婦」と一体圏をなすことで、堕落エバの罪責を消滅させ、新婦が本然の「正妻」の立場を取り戻すことを意味しています。

 その場合、二人のエバの絶対信仰によって、天使長が真のアダムの前に自然屈伏して、本然の神側の位置’に戻っていくことを意味しているのです。

 これは、エデンの園において、エバが霊的堕落と肉的堕落をするとき、堕落エバが天使長に逆主管され、さらには、霊的堕落のみのときに、「新婦」(空席となっている本然の正妻の立場)に侍ることができずに、神の息子アダムをサタン側へ堕落させてしまったことを、二人のエバが分担して、真のアダムを中心として蕩減復帰しているのです。

 すなわち、①の天使長から、②③へと手渡すことは、真のアダムを中心に「復帰エバ」が「新婦」に侍って一体化してエバの罪責を清算し、天使長に対する本然の主管性を復帰することで、天使長型の男性が左(サタン側)から、①’の右(神側)へ転換され、復帰された天使長の立場に帰っていくことを表しているのです。

 次に、③の新婦から④の真のアダムに手渡すことで、神側の正妻の位置を復帰した③の「新婦」(真の母)が、④の真のアダムの前に完全な相対圏に立つという、その復帰路程を意味しているのです。

 そのようにして、聖酒が、真のアダムのところまで手渡されることによって、全人類を血統転換させる基台が確立され、その勝利圏を相続するために行われるのが「聖酒式」です。

 そして、聖酒式で、④の真のアダムから、⑤の祝福を受ける女性が「聖酒」を受けて半分だけ飲み、さらに、⑥の男性が残り半分の「聖酒」を、その女性から受け取って飲むことによって、「原罪清算」と「血統転換」がなされるのです。

---

 次回は、「聖酒式による罪責の消滅①」をお届けします。

---

【関連書籍のご案内】
『祝福家庭と神の血統』(光言社刊)


◆書籍の詳細はコチラから

◆スマホで立ち読み Vol.17『祝福家庭と神の血統』(目次の本棚)コチラから