2023.06.14 22:00
スマホで立ち読み Vol.22
『日はまた昇る 蘇る日本』18
統一思想研究院・編著
スマホで立ち読み第22弾、『日はまた昇る 蘇る日本』を毎週水曜日(予定)にお届けします。
1960年代から80年代にかけて日本と世界の共産化の危機を救ったのは、文鮮明(ムン・ソンミョン)総裁の勝共運動だった! 本書では文総裁の歩みを紹介し、共産主義の理論の批判と代案を提示するとともに統一思想の観点から見た日本再生のビジョンを提唱します。
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Ⅰ 共産主義の終焉と天一国時代の到来
(17)神様の王権樹立と天一国時代の到来
1968年1月13日、韓国で国際勝共連合が創設され、サタン主権との闘いが始まりました。それから33年後の2001年1月13日、神様王権即位式が挙行されました。すなわち、サタン主権に対抗する神主権が樹立されたのです。韓鶴子(ハン・ハクチャ)夫人は次のように語りました。
真の父母様は、生涯を通して、人類歴史を全体的に復帰する蕩減条件を払われ、自然屈伏させた基盤のうえで、2001年1月13日、ついに「神様王権即位式」を奉献されました。そして、神様の祖国、天一国を取り戻し、その土台のうえで、「天地父母統一安着生活圏大会」を通して、新天、新地の本然の世界を安着させました。そして、「天上・地上和合統一大会」を通して、天地父母様を中心として、霊界と肉界が一つになり、創造理想が結実しました。(韓鶴子 2003.2.5, 清心病院奉献式)(『祝福家庭』㉘2003,12)
2001年11月15日、「天宙平和統一国」(天一国)を創建することが宣布され、天一国時代となりました。天宙の天は天上(霊界)を、宙は地上を意味します。したがって天宙平和統一国とは、天上と地上の天国をいうのです。
2004年5月5日、五数で表されるアベル世界と、もう一方の五数で表されるカイン世界を一つにする雙合十勝日が宣布されました。そしてそれまでの人類歴史は対立と闘争の「先天時代」でしたが、これから平和と統一の「後天時代」が出発することが宣布されました。
ところで今日、既存の国連(UN)は共産主義国家等の横暴によって、神の摂理に支障となり、カイン的UNとなっています。そこで文先生は、2005年9月12日、アベル的なUNの役割を果たすために、ニューヨークにて天宙平和連合(UPF)を創設されました。
皆様、2005年9月12日には、神様の摂理史を花咲かせる「天宙平和連合」(UPF)の創設を満天下に宣布しました。「天宙平和連合」は、今から後天時代のアベルUN的役割を果たすことでしょう。カイン格の既存のUNの更新とともに、世界各地において、私の教えである「天父主義」、すなわち真の愛・真の家庭主義を伝授されて走っている、数百万の平和大使たちを動員し、「神様のもとの人類一家族」である天命を必ず完遂しなければなりません。(文鮮明 2007.9.23, ニューヨーク)(『ファミリー』2007.11,18〜19)
2007年9月23日、ニューヨーク、マンハッタンセンターで「平和UN」創設大会が開かれました。「平和UN」は既存のカインUNを神の摂理の方向へ導くためのアベルUNです。世界194の国と地域の代表が参加しました。
神の摂理は天暦4年1月13日(陽暦、2013年2月22日)をD-デイとして定め、天一国の創建を目指しています(陰暦を主体として、2010年から天暦が定められました)。ところが、中国、ロシア、イスラム圏などの独裁国家が再びカイン圏を形成し、韓国、日本、アメリカを軸とする民主主義の環太平洋諸国からなるアベル圏と対峙し、第二次冷戦というべき、新冷戦が展開しています。特に世界第二の経済大国となった中国の急速な軍備増強は、アベル圏にとって大きな脅威となっています。
このような状況のもとで、日韓が一つになって、アメリカと連合し、さらに太平洋圏の島嶼(とうしょ)国が連合して、好戦的な独裁国家、中国、ロシアの脅威を阻止しなくてはなりません。文先生は「神様のみ旨から見た環太平洋時代の史観──アメリカを中心とするUNと自由世界の方向──」と題して、次のように語っています。
人類の未来が、韓国と日本、そしてアメリカを中心とする環太平洋圏の保全にかかっています。……皆様、昨今の世界情勢を冷徹に分析してみてください。共産主義の仮面を脱いだと言いますが、今も中国やロシアのような周辺の好戦的な強大国は、虎視眈々と力のない小さな島嶼国を狙っています。どの国家でも、小さな島嶼国としては、単独でこの強大国の政治、経済、軍事的攻勢にはかなわないでしょう。彼らがその気になれば、一日でも無血占領を敢行できる力を持っているのです。……怒涛のごとく押し寄せてくる周辺の強大国の途方もない津波を、独りでは阻止することができません。……赤道を中心に置き、南北に散在している太平洋圏の小さな島嶼国はもちろん、日本、台湾、フィリピン、インドネシア、ソロモン群島、オーストラリア、ニュージーランドなど、すべての国家が、一つの国のように協約を結んで連合戦線を広げ、人類の平和と安定を保証してくれる太平洋を守らなければなりません。(文鮮明 2007.9.23, ニューヨーク)(『平和神経』276〜78)
そしてアベル圏が再び勝利すれば、中国、ロシアやイスラム圏などの独裁国家も民主化され、やがて「神の下での人類一家族」(One Family under God)の統一世界が実現するというのが、神の摂理であります。文先生御夫妻はその実現に向けて日夜、全身全霊を注いでおられるのです。
「Ⅰ 共産主義の終焉と天一国時代の到来」以降は以下のような内容となります。
・Ⅱ 共産主義の悲劇
・Ⅲ 唯物弁証法への批判と代案
・Ⅳ 唯物史観への批判
・Ⅴ マルクス経済学の批判と代案
・Ⅵ 日はまた昇る、蘇る日本
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「スマホで立ち読み」での連載は、今回が最終回となります。ご愛読ありがとうございます。続きは、ぜひ書籍でご覧ください。