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心情開拓
心霊を育てる生活原則(106)

 原理を生活化するために、李耀翰(イ・ヨハン)先生(1916~2019)が信仰のイロハを日本人の心情を分析しながら説かれた講話集、「心情開拓~心霊を育てる生活原則」を毎週金曜日配信(予定)でお届けします。
 家庭連合の教会員の皆さまはもちろん、世代を超えて多くのかたに読んでいただきたい書籍です。

李耀翰・著

(光言社・刊『心情開拓~心霊を育てる生活原則』200549日第3版発行〉より)

6 心霊の安定した者になるために
(1974年10月4日 前橋修練所)

▲李耀翰先生

 人間は、自分の考えによって暮らしています。そして、自分が考えていることは、心が知っています。しかし、その考えの根本が、本心からか、それとも他人の影響を受けてか、あるいは環境の影響を受けてか、これが分からないと堕落性と本性を分別できません。それが私の心霊問題です。根本的な問題なのです。

入教の二つの動機

 皆さんはみ言(ことば)を聞いて、なぜ信仰し始めたのでしょうか。なぜ、この教会と因縁をもったのでしょうか。その理由には、二通りあります。

 一つは、み言によって刺激を受け、それも今まで経験のない精神的な影響を受けて、自分も知らずに引かれていった、こういう自分。今までもたなかった、何か自分の中に原動力というか、何かこういう所へ行かずにはおられない自分を経験して、来た。これは、一つの復活した人です。生まれ変わった人です。み言によって、今までにない自分になっているのです。

 そういう動機をもった人と、教会の人が親切だから、あるいは教会に行って、その組織や活動を見て、何か好奇心をもって入った。教会のその雰囲気によって、自分の心の作用よりも、その環境が自分に良さそうだから入った。いろいろな動機をもって入った人もいると思いますが、大別すればこの二種類の動機があると思います。

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 次回は、「自分を任せる人と自分を主張する人」をお届けします。


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